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腎デナベーションと白衣高血圧症

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先日、新聞に腎デナベーションの治験者募集の全面広告が出ているのを見ました。腎デナベーションとは、本態性高血圧の原因と言われる交感神経を、足の付け根から入れたカテーテルで焼いてしまうもの。東京女子医科大学高血圧・内分泌内科の解説がわかりやすいです。

この治療法は米国の医療機器メーカー・メドトロニック社が開発したもので、日本では2012年から上記の東京女子医科大学を含む11病院で治験を開始しました。

インナビネット「日本メドトロニック,「腎デナベーションシステム」の治験を日本で開始~治療抵抗性高血圧患者に対する新たな治療選択肢としての承認を目指す~」

先行してこれを報じた日本経済新聞電子版(共同通信配信)には、興味深い記述があります。

 海外の過去3年の実績では副作用はほとんどなく、効果が続いているという。専用の装置が公的に承認された欧州を中心に4千例以上が実施された。約10%の患者には効かず、その理由が分からないことや、効果があった場合でも薬を完全にはやめられないといった課題がある。

(中略)

 この交感神経を外科手術で切断すると血圧が下がることが1930年代から知られていたが、別の神経も傷つけてしまうことがあった。血圧が下がる詳細な仕組みは分かっていないという。

この10%の人は、白衣高血圧症ではないでしょうか。

日本メドトロニック社は、その後「計画していた降圧効果が得られなかった」として14年に治験を中断してしまいました。こちらがリリースですが、要は比較するために偽手術を施した人と有意差がなかったということです。次のブログがとても詳しいです。

めがね食堂 ruokala silmälasit「高血圧カテーテル治療ー>治験中止!」

やはり、血圧は精神状態が大きく影響するわけで、交感神経がすべてではないということですね。偽手術にもプラセボ効果があるということでしょう。

現在腎デナベーションの治験者を募集しているのは、米国の別の医療機器メーカー・ReCor Medical社のシステムを16年に契約した大塚ホールディングス配下のJIMRO社です。

大塚ホールディングス/ニュースリリース「大塚ホールディングスと米国ReCor Medical、日本とアジア地域において超音波腎デナベーション治療デバイスの共同開発・商業化契約を締結 」

参考までに、募集中の治験者情報です。

臨床研究情報ポータルサイト「超音波腎デナベーションシステムを用いた治療抵抗性高血圧を対象とした臨床試験」(患者様・ご家族など一般の方向け)
臨床研究情報ポータルサイト「超音波腎デナベーションシステムを用いた治療抵抗性高血圧を対象とした臨床試験」(医療関係者の方向け)

白衣高血圧症かどうかの見分け方

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私の学生時代(1980年代)は家庭用血圧計がまだ普及しておらず、医療関係者のあいだでも家庭で血圧を測るという発想自体がなく、白衣高血圧症はほとんど認識されていなかったと思います。身体に装着する24時間血圧計(ホルター血圧計)も当時はなかったはずです。あれば、私も必ず計測されたはずなので。

私の場合は腎臓病やホルモン異常を疑われ、大学病院を紹介されて様々な精密検査を受けました。その結果どこも異常が見つからず、原因不明の本態性高血圧とされました。そしてクリニックでの降圧剤投与が始まったのですが、これが本当に正しかったかどうかは疑問です。

現在は家庭用血圧計が普及していますので、まずは自宅で家庭血圧を計測することから始まると思います。日本高血圧学会「高血圧治療ガイドライン2014」によると、高血圧の診断基準は次のとおりです。

診察室血圧 家庭血圧
高血圧診断 140/90mmHg以上 135/85mmHg以上

病院や健康診断会場で測定した血圧(診察室血圧)と家庭血圧は5mmHgしか違いません。つまり、普通の人はどこで測ってもあまり違いはないのです。逆に普段は高血圧なのに、病院のほうが落ち着いて血圧が下がる「仮面高血圧」の人もいます。「高血圧治療ガイドライン2014」では、白衣高血圧症は次のように定義しています。

診察室血圧が収縮期血圧140mmHgかつ/または拡張期血圧90mmHg以上で,家庭血圧が収縮期血圧135mmHg未満かつ拡張期血圧85mmHg未満あるいはABPMでの24時間平均血圧が収縮期血圧130mmHg未満かつ拡張期血圧80mmHg未満である場合,白衣高血圧と定義される。

ABPMとは、24時間血圧計による「24時間自由行動下血圧測定」(Ambulatory Blood Pressure Monitoring)のことです。夜間も含めての24時間平均なので低めに設定されていますが、正確には昼間平均135/85mmHg未満、夜間平均120/70mmHg未満です。

私の場合、20代~30代では、診察室血圧は特に収縮期血圧が高くなりました。家庭血圧を測るようになると全く正常で、自分は白衣高血圧症だと確信しました。こうした典型的な白衣高血圧症の場合、家庭血圧を測ると一目瞭然ではないかと思います。

診察室血圧 家庭血圧
私の20代~30代平均値 160/90mmHg 125/75mmHg

白衣高血圧症の特徴として、その場の雰囲気に慣れると血圧が安定してきます。年1回の健康診断では絶対にダメですが、クリニックに隔週で通うようになり、主治医との信頼関係が生まれてくると、家庭血圧との差が狭まっていきます。完全にメンタルに左右されていることがわかります。

学生時代から白衣高血圧症の私にとっては意外ですが、「高血圧治療ガイドライン2014」によると、白衣高血圧症の頻度は高齢者で増加するそうです。血圧測定が苦手な人は最初から苦手じゃないのかと思うのですが、これは不思議です。

白衣高血圧は診察室血圧で140/90mmHg以上の高血圧と診断された患者の15%~30%がこれに相当し,その頻度は高齢者で増加する。

私のように先天的に白衣高血圧症の方は、家庭血圧をきちんと測定し、記録を残すことが肝心です。医師を納得させるため、家庭用血圧計を診察室に持参して測り、診察室で使用している医家用血圧計の測定結果と比べるとよいでしょう。

血圧は何度測っても構わない、いちばん低い数値が本当の血圧

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これは主治医から聞いた言葉ですが、血圧は何度測っても構わないし、そこで出たいちばん低い数値が本当の血圧と考えてよいそうです。白衣高血圧症にとってはうれしくなる言葉です。

健康診断だと、2回目が1回目より下がるはずというプレッシャーから逆に上がることもありますが、自宅や通い慣れたクリニックだと、何度か測ったほうが下がるのではないでしょうか。すぐに2回目を測るのではなく、少し時間を置いたり、会話を挟んだりすると、気分転換になって下がることが多いように感じます。

健康診断はこの点が全く配慮されておらず、集団を流れ作業で測定していきますので、私の場合は1回目と2回目があまり変わりません。健康診断や人間ドックでは、血圧測定はコースの最初のほうに設けられていることが多いと思いますが、その後の検査を一通り受けて落ち着きを取り戻し、「ここでもう一度測ってほしい」と思ったことが何度もあります。

白衣高血圧症の方は、落ち着いてから測れば、きっと低い数値になるはずです。それが本当の血圧なのです。健康診断では、緊張して正しく測れないだけなのです。

白衣高血圧症とは

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自宅で測定した血圧(家庭血圧)が正常なのに、病院や健康診断会場で測定した血圧(診察室血圧)が緊張で高くなる現象を「白衣高血圧」(white coat hypertension)と言います。元々高血圧の人がさらに高くなる場合は、「白衣現象」と言います。逆に普段から血圧が高いのに、病院で測ると安定してしまう現象を「仮面高血圧」と言います。たまたまではなく、繰り返し「白衣高血圧」の現象が出る人が「白衣高血圧症」です。

高血圧の基準ですが、世界的に4年ごとに見直しが行なわれており、毎回厳しくなる傾向があります。日本では、日本高血圧学会の定める「高血圧治療ガイドライン2014」が最新の基準になっており、次のとおりです。

診察室血圧 家庭血圧
高血圧診断 140/90mmHg以上 135/85mmHg以上

このように、通常は診察室血圧と家庭血圧の差は5mmHgしかありません。家庭血圧は正常なのに、診察室血圧が上がってしまうのが白衣高血圧症です。

なお、2014年に日本人間ドック学会と健康保険組合連合会が健康な人の受診データを分析し、148/95mmHg未満を新基準値にするとの報道がありましたが、これは健康な人の検査値を出しただけで、予防医学的見地からの目標値とは異なります。繰り返しますが、高血圧の基準は厳しくなる傾向にあるのです。

白衣高血圧症だけで、ほかに異常がない場合は治療の必要性は少ないと言われていますが、白衣高血圧症から治療が必要な「持続性高血圧」に移行する場合もありますので、長期的な経過観察が必要です。早めに降圧剤を服用するケースもあります。

白衣高血圧症という言葉は、現在では広く知られており、健康診断会場で異常値が出ても「私は白衣高血圧症で家庭血圧は正常です」と言えば理解してくれると思いますが、あまりに高い場合は医師への受診を勧められることもあるでしょう。

かかりつけのホームドクターがいる方はよいと思いますが、そうでない方はこの機会に主治医を見つけ、血圧について相談されてはいかがでしょうか。自分が本当に白衣高血圧症なのか調べてもらえますし、他の病気にかかったときも、白衣高血圧症であることをわかった上で診察してくれます。これが初めての病院だと、血圧測定で他の病気が疑われることにもなりかねません(冗談ではなく)。

血圧計はクリニックでも使っているNISSEI(日本精密測器)がオススメ

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自宅の自動血圧計ですが、現在はNISSEI(日本精密測器)の上腕式デジタル血圧計DSK-1051Jを使っています。それまではオムロンを使っていました。

NISSEIはビックカメラが店頭で強力にプッシュしていたので気になり、オムロンの調子が悪くなったのを機に買い替えました。世界で唯一血圧計のフルラインナップ(アナログ~デジタル、医家向け~家庭向け)を開発・生産・販売し続けているメーカーであること、世界で最も厳しいとされるESH(欧州高血圧学会、European Society of Hypertension)の臨床精度試験に合格していることが魅力でした。実際に、私が通院しているクリニックの自動血圧計もNISSEIでした。

とてもコンパクトで、スイッチ類がすべてタッチセンターなのが特徴です。私の指はタッチパネルに反応しにくいタイプなので心配でしたが、慣れると大丈夫でした。オムロンにある液晶バックライトがないので画面がやや暗いですが、これも慣れでしょう。データをスマホに取り込むような機能もありませんが、クリニックに通っているのなら紙の血圧手帳を主治医に見せると思いますので、それで充分だと思います。

DSK-1051とDSK-1051Jがありますが、型番末尾の「J」の有無は国内生産か海外生産(インドネシア)かの違いで、仕様は全く同じです。国内生産モデルはビックカメラグループ限定品ですが、こだわりのない方は「J」なしが安価でお得です。

どの血圧計もそうですが、買ったあとに一度クリニックへ持参して測り、クリニックでの測定結果と比べてみるとよいと思います。正確な家庭血圧を知るために、主治医も協力してくれるはずです。

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健康診断で血圧測定をしているのは誰か

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大きい企業や団体では、大会議室などを使って健康診断を社内で実施すると思います。このとき血圧測定をしているのは誰でしょう。ほとんどの場合、臨床検査技師ではないかと思います。

日本では、「業」として医療行為が出来るのは医師、歯科医師、看護師等の免許を持つ者と法律で定められています。臨床検査技師が「業」として血圧測定するのは医療行為に該当しないのか、この問題は長年グレーゾーンになっていました。驚いたことに、問題なしと確認されたのは最近のことです。

まず、2005年に障害福祉関係者の要望を受け、厚生労働省が次の見解を発表しました。

医療機関以外の高齢者介護・障害者介護の現場等において判断に疑義が生じることの多い行為であって原則として医行為ではないと考えられるものを別紙の通り列挙したので、医師、看護師等の医療に関する免許を有しない者が行うことが適切か否か判断する際の参考とされたい。

(別紙)

2.白動血圧測定器により血圧を測定すること

「医師法第17条、歯科医師法第17条及び保健師助産師看護師法第31条の解釈について」
平成17年7月26日医政発0726005号 各都道府県知事宛 厚生労働省医政局長通知
(日本臨床衛生検査技師会サイト「臨床検査技師による血圧測定について」より)

同時に生活行為と見なされる様々なことも、問題なしとされました。自分自身や家族に行なう場合は「業」になりませんが、介護職員、そして看護師も医師の指示なしで行なってよいかがグレーだったのです。

次に、ここには「高齢者介護・障害者介護の現場等において」とあるため、臨床検査技師が実施可能かどうかを一般社団法人日本臨床衛生検査技師会が厚生労働省に質問し、12年に回答が出ました。

貴見の通りである。

「臨床検査技師による血圧測定について(回答)」
平成24年10月11日医政医発1011第5号 厚生労働省医政局医事課長
(日本臨床衛生検査技師会サイト「臨床検査技師による血圧測定について」より)

本文はこの1行だけ。典型的なお役所文書ですが、こんな簡単なことに丸3年もかかったそうです。採血のような高度な行為が法律で認められているのに、不思議です。

これにより、健康診断で臨床検査技師が堂々と血圧測定出来るようになりました。ただし、認められているのは自動血圧計だけで、水銀血圧計はいまだグレーゾーンです。水銀血圧計を使っている場合は、看護師の可能性が高いと思います。

血圧が下がると言われる方法を試す(1)鼻からの深呼吸

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「測定前に白衣高血圧症だと伝えておくこと、妊婦の場合は妊娠中毒症と疑われてしまうことも」で紹介した、内科医の方のアドバイスでどのくらい下がるか試してみました。

コツを伝授しましょう。

測定の時、ゆっくり深呼吸を繰り返して下さい。鼻からゆっくりと大きく吸い、数秒間息を止め、それから口から細く長く息を吐いていきます。

これで30以上はさがります。脈拍も下がります。どんなに怖いと思っていてもいやでも下がります。

深呼吸=腹式呼吸をしろということですが、腹式呼吸をすると自律神経が刺激され、副交感神経が優位になってリラックスするということでしょう。自律神経は自分ではコントロール出来ないので、腹式呼吸することでリラックス状態にあると自律神経に錯覚させるわけです。

腹式呼吸は副交感神経の働きを高める

一方、腹式呼吸は鼻で息を吸いながらお腹をふくらませ、吐く息でお腹をへこませます。腹圧をかけるため、胸式より呼吸のリズムが自然とゆっくりとなります。

腹式呼吸をすると、肺の下にある横隔膜が上下運動します。この横隔膜に自律神経が密集しているため、吐く息を意識的にゆっくりとすればするほど、自律神経を刺激し、副交感神経が優位になり、リラックしていきます。例えば、睡眠中は意識しませんが、お腹を自然に上下させるような腹式呼吸のため、ゆったりとしたリズムの呼吸になっています。

腹式呼吸をさらに深めた「丹田呼吸法」というものもあるそうで、上記サイトで紹介されています。

呼吸法だけで30以上下がればうれしいのですが、私の場合、自宅で少し高いときにこれを試すと、上は15程度下がりますが、下はほとんど変わりませんでした。

(私の自宅での実例)
143/81mmHg ⇒ 128/78mmHg

健康診断のときは、白衣高血圧症なので全く意味がありません。むしろ「この呼吸法をしなくちゃ」と意識しすぎて、逆に高くなるような気がします。そもそも、呼吸法くらいで血圧が下がるなら、それは白衣高血圧症ではないのです。

この内科医の方は、精神科の成績はよろしくなかったのでは、と思ってしまいます。

家庭血圧が正常なら「会社の検診の血圧値は無視するという」という気持ちで受ければいい

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石川県七尾市にある恵寿総合病院の旧サイトに医療相談コーナーがあり、当時のコンテンツが現在も閲覧可能です。その中に白衣高血圧症と思われる若い男性が悩みを寄せています。

Question
26歳男性(既婚)です。私の悩みは毎年6月になると会社で行われる定期健康診断の血圧測定です。なにが悩みかと言いますと、血圧測定時にかなり緊張してしまい去年は上が200まで達してしまいました。 (家での測定は通常上が120ー140)
健康診断が有ると思うと毎日が憂鬱であり、こんなくだらないことでくよくよ悩んでいる自分が情けなくなります。くだらない悩みだと思いますが、どうか良いアドバイスをお願い致します。

Answer
まず、健康診断の目的はご自分の体をご自分で守るために行うものであって、決して強制されて、いやいやすることではないということをご留意ください。法的な規制もありますが、会社は労働者を守るために行っているのであって、ご自分で医療機関や健康増進施設等で十分健康を管理されているのであれば、健康診断を受ける必要もなく、また例え受けたとしてもその結果を気になさる必要はないものと思われます。 最近はご自宅を含めて、いろいろなところに血圧計というものがあります。したがって、そこで常日頃血圧を測ってみて、問題がなければ、会社の検診の血圧値は無視するという気持ちでよろしいのではないでしょうか。会社の検診は、血圧以外のところをチェックしてもらう!という気持ちでお受けになってみればいかがでしょうか。

26歳だと持病も少ない世代なので、同僚同士で検診結果を見せ合ったりするかも知れません。そんなとき、明らかな異常値が出ていると憂鬱ですよね。

会社で行なわれる健康診断の場合、血圧測定で後ろに同僚が待っていたりして、余計に緊張するものです。この質問があった1999年以前だと、白衣高血圧症への理解が少ない看護師や臨床検査技師もいて、測定結果に驚かれることもありました。白衣高血圧症の人には、会社の健康珍談の環境自体が過酷だったと思います。

病院側が回答しているとおり、会社の健康診断がすべてではありません。家庭血圧が正常なら「会社の検診の血圧値は無視する」で本当によいと思います。いまは白衣高血圧症に対する理解も深まっていますので、測定前に自分から「健康診断だと血圧が上がってしまうんです」と声掛けし、あとは自然に任せましょう。たとえ血圧が高くても、それは健康診断だから別にいいのです。

むしろ、ほかの項目を検査してもらうために、積極的に健康診断を受けようではありませんか。

測定前に白衣高血圧症だと伝えておくこと、妊婦の場合は妊娠中毒症と疑われてしまうことも

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女性の投稿が多い「YOMIURI ONLINE」の「発言小町」でも、白衣高血圧症に関する悩みが書かれています。私が最初に気づいたのは、2005年の「血圧計がこわい!」だったと記憶しています。

とても些細な悩みなのですが、とても悩んでいます。
それは、私は血圧計恐怖症なのです。「別にそれくらいどってことないじゃない~」って感じなのですが、病院ならまだしも、自宅でも140-95くらいの血圧になります。血圧計っていうだけで、心臓がバクバクしてきて脈拍数も100を超えてしまうのです。病院だと血圧の上が160くらいにもなったりして驚かれます。軽いパニック障害をもっているせいもあるのですが。。一度、緊張で高めになったことがトラウマとなって、条件反射のようにあがってしまうのですね。ほんと検診など憂鬱です。安定剤をのんでいってもあまり効果がありません。同じお悩みの方、いらっしゃいますでしょうか?

本人にとっては些細な悩みではなく、深刻なことですよね。それに検診のときは絶飲食で、そもそも安定剤など飲んではいけないのでは……。

寄せられたコメントを見ると、妊婦の方は妊娠中毒症を疑われてしまうようです。検診のときだけでなく、経過で血圧を判断してくれる医師に変え、無事に出産出来た方のコメントを読むと、こちらもホッとしました。「出産時には200超えて先生方を驚かせてしまったけど」とありますが、出産でいきんだら、普通の人でもそれぐらいになるのではないでしょうか。

事前に白衣高血圧症だということを伝えておくのが大切との意見も目立ちます。最近は白衣高血圧症もかなり認知されたと思いますが、測定前に伝えておかないと、驚く看護師や臨床検査技師がまだいますからね。

内科医の方が、

コツを伝授しましょう。

測定の時、ゆっくり深呼吸を繰り返して下さい。鼻からゆっくりと大きく吸い、数秒間息を止め、それから口から細く長く息を吐いていきます。

これで30以上はさがります。脈拍も下がります。どんなに怖いと思っていてもいやでも下がります。

と書いています。

自宅で落ち着いて測る場合などは、この方法でそれなりに下がると思いますが、健康診断では全然ダメですね。ドキドキして、落ち着く以前の状態になってしまいます。だからこそ、白衣高血圧症なんだと思います。

勇気をもらえるコメントが並んでいますので、ぜひ全文をご覧ください。

YOMIURI ONLINE/発言小町「血圧計がこわい!」

ブログで白衣高血圧症を公表した岩手放送・照井健アナウンサー

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岩手放送の照井健アナウンサー(現・アナウンス部長)が、2004年にブログで自分が白衣高血圧症だということを書いています。

アナウンサーといえば、放送やイベントで多くの人前に立ち、非常に緊張する職種だろうと思います。そんなアナウンサーなら、血圧測定など全く平気だと思っていましたが、白衣高血圧症の人はいるのですね。この記事を目にしたときは勇気づけられました。

照井の弱点は、病院での[血圧測定]だ。

いつぞやの健康診断では
最高血圧190!なんてことがあった。

「大変です。
お酒の飲みすぎ・・・睡眠不足・・・ストレス・・・
このままでは倒れてしまいますよ」

と、言われたことも・・・

しかし、真実は違う。

私は「白衣高血圧なのだ!」

病院で看護師さんに血圧を測られると、
すっごく緊張して
血圧がハネ上がるのだ。