2月3日に発売予定されていたスティーブン・ラリビエー著『「謎の円盤UFO」完全資料集』(洋泉社)は延期を繰り返し、現在は5月6日発売予定となっている。関係者のTwitterによると準備は進み、書影も掲載されているが、本日現在、版元の「これから出る本」には未掲載で、アマゾンも予約出来ない。書名が一部変更となったようで、書影では『謎の円盤UFO 完全資料集成』になっている。
「謎の円盤UFO」に強い影響を受けた庵野秀明監督が帯にコメントを寄せており、出版関連イベントとして、庵野監督が登壇するトークイベントも5月10日開催される。
5月10日(水)庵野秀明・出渕裕さん出演トークイベント『第1回 SFメカニックの魅力(海外ドラマ編)』が渋谷・TOKYO CULTURE CULTUREにて開催です。チケットは明日4月15日(土)12時発売予定。是非足をお運び下さい。https://t.co/Zq5pR97f9s
— 株式会社カラー (@khara_inc) 2017年4月14日
「ねとらぼ」によると、存命スタッフへのインタビューを複数収録し、初出のスチール写真が多数掲載されているとある。これは日本の出版物で初出という意味だと思うが、これまで日本語の「謎の円盤UFO」研究本と言えば、先達サイト「ミステロンの工作室」でも検証不足の〈独自研究〉が厳しく指摘されてきた点だ。オリジナルスタッフへのインタビューが日本語で正しく掲載されるのなら、画期的だと思う。
スティーブン・ラリビエー氏は、クラウドファンディングで『THUNDERBIRDS 1965』を制作した1984年生まれのライター兼映像制作者。日本語が堪能で、本書も翻訳ではなく自身が執筆している。若きビッグネームファンが「謎の円盤UFO」の魅力にどこまで迫れるか、注目したい。
ただし、「謎の円盤UFO」の本当のバイブルは1月にフルカラー版が発売されたクリス・ベントレー著『The Complete Book of Gerry Anderson’s UFO』だと思う。FANDERSON会報「FAB」の過去記事などの集大成で、英語だが眺めているだけで至福の気分になる。ファンならぜひこちらも手元に置いてもらいたい。そして、日本人会員は50名ほどしかいないFANDERSONに入会してもらいたい。入会方法は当サイトで詳しく紹介している。
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(2017年4月26日追記)
洋泉社サイト「これから出る本」に掲載され、アマゾンでも予約可能になった。
1件のコメント
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ご無沙汰しております。
5月10日のイベント行かれますか?
僕はどうにかチケット買えたので大変楽しみにしてます。
私が気づいたときは完売でした。まさか関連イベントがあるとは思わず、アンテナを張っていませんでした。
チケットが取れたとはさすがですね。ぜひ楽しんできてください。
昨日はがっかりなイベントでした。
出渕さん庵野さんにプラスして特殊造形の原口さんも急遽参加されました。
とにかくこの本の作者で司会の岸川さんが酷かった、
何かと円谷・東宝特撮の話を出すそれに釣られてゲストの方々も好きだから話がそれる、
それの繰り返しでが多く1/3はその手の話だった感じです。
原口さんは真摯な方でそれた話を司会に変わりUFOやITCの話に戻す事を、
何度もやってくれてました。
呆れたのは最後に一言の場面でも司会者から「皆さんのお好きなマィティージャックのメカは?」と
最後まで脱線する始末…
めったに無いUFOやITCのイベントなので本当に残念でした。
それはひどい。
「海外ドラマ編」と銘打っているのに、国内の話で時間を割いては意味がないですね。司会を務めるなら、なんのためのイベントなのか考えてほしいものです。
お疲れさまでした。