明らかに森博嗣邸とわかる施工例がハウスメーカーのサイトに掲載され、場所は長野県になっている


作家の森博嗣氏は工作好きで有名で、小説は趣味のための費用稼ぎであることを公言し、その収入で自宅に広大な庭園鉄道「欠伸あくび軽便鉄道」を敷設した。私は、森氏の小説より日記やエッセイが好きで、よく読んでいる。消費税こそ公平な税制であり、軽減税率を導入した上で消費税を上げ、所得税を下げればいいという主張など、なるほどどと思うことが多い。考え方が一貫しており、主張にブレがない。

庭園鉄道の最初の路線名が「弁天ヶ丘線」であることからわかるように、森氏は以前は名古屋市守山区弁天が丘に住んでいた。場所をご存知の方のTwitterが下記。

弁天が丘の邸宅は作家としての収入で購入したもので、夢だったガレージの建設や庭園鉄道敷設を行なったが、2010年に新しい庭園鉄道のための土地を求めて転居した。どこに転居したかははっきり書かれておらず、Wikipediaでは本日現在エッセイから引用する形で「『西洋』の『涼しい国』に在住している模様」としているが、明らかに森邸と思われる注文住宅施工例がハウスメーカーのサイトに掲載されており、その所在地は長野県になっている。

リンダルシーダーホームズサイト/リンダルワークス (日本のリンダル) 「長野県 M邸」

画像は森氏のサイトにたびたび掲載された邸宅とそっくりだし、説明文の内容も「ご主人の趣味をよりENJOYされたい」「ご主人の趣味を楽しむための工作室を十分取りたい」など、森氏としか思えない。「竣工から既に大分経ちましたが」とあるのは、このサイトに掲載されたのが2013年になってからのため*1

そもそも、森氏が自身のサイトで下記のとおり書いており、「町内会」という言葉が登場するため、海外であるはずがない。

とても大きな樹(高さが30~40mもあります)が沢山ある森の中ですが、奇跡的に地面はほぼ平たく、線路を敷く条件としては良好です。弁天ヶ丘線の土地に比べると5倍以上広く、また、見晴らしも良いところです。写真では周囲に人家がない山奥みたいに写っていますが、人里離れた場所というわけでもなく(なにしろ町内会があります)、適度に静かな感じ、というのでしょうか。生活には、むしろ弁天ヶ丘線よりも便利で、近くに(今まで見たなかでまちがいなく最大の)特大ホームセンタもありますし、ゴミをいつでもいくらでも簡単に出せるし、想像以上に良い条件でした。気候的には北海道の札幌と同じくらいですが、雪はほとんど積もりませんので、冬でも運行が可能かもしれません(寒いですが)。

長野の新邸宅に敷設した「梵天坂線」も一段落し、「欠伸軽便のブログ(Construction in Waterloo)」によると、2014年末から「新しい土地で、また一から線路工事を始めています」とのこと。近所でさらに新路線用の土地を購入したのだろう。

作家の自宅がどこにあってもいいが、森氏の場合は自宅画像を公開しており、海外や北海道という説は違うと思っていたので、このハウスメーカーのページを紹介させていただいた。このページを発見して、気づく人は気づけばいいということだと思う。

(弁天が丘でのガレージ建設のドキュメント、02年~03年)

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(弁天ヶ丘線の工事をまとめたもの、01年~09年)

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(2015年4月26日追記)

リンダルシーダーホームズ社のサイトから「長野県 M邸」は削除されてしまった。しかし、長野にリンダルシーダーホームを建てて引っ越すことは『工学部・水柿助教授の解脱』で書かれていたそうで、別に隠す必要ないのでは。見たければInternet Archive「Wayback Machine」で。

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(2016年2月15日追記)

いま見たら、「代表的な施行例」からは削除されているが、リンク自体は甦っている。

『工学部・水柿助教授の解脱』も読んでみた。「長野県」「リンダルシーダーホーム」という具体的な記述はなかったが、近著のエッセイの記述も加味すると、長野県の家は庭園鉄道用で、それとは別に福井県に模型飛行機用の別荘があるのではないかと思う。根拠はこちら

  1. Internet Archive「Wayback Machine」で検索すると、2013年5月8日~12月22日のあいだに掲載されたことがわかる。 []