2016年にマイナンバーカードをつくった家人が、カード本体の有効期限が来たので更新することになった。有効期限は発行から10回目の誕生日までなので、1年早いような気がするが、発行から実際に交付されるまでが長かったので、その分もカウントされているようだ。半年近く損をしている気分。
発行当時は新たに始まった制度で、ある程度の時間がかかるのは仕方ないが、世田谷区は対応が非常に遅かった。今回の更新でも、有効期限の2か月以上前に申請したのに交付が有効期限に間に合わなかった。健康保険証や運転免許証をマイナンバーカードに統合する動きが加速しているが、だったら有効期限前に更新出来ることは絶対条件ではないのか。確定申告の時期でもあり、e-Taxを使っている人は電子証明書が切れてしまわないかヒヤヒヤだと思う。
家人の実際の対応は次のとおり。有効期限通知書が届いて、証明写真を撮るのに1週間程度かかってしまったが、家人の誕生日は3月下旬なので2か月以上前に申請している。これで更新期限に間に合わないとは、夢にも思わなかった。
2025年
1月上旬 地方公共団体情報システム機構から「マイナンバーカード・電子証明書の有効期限通知書」が郵送で届く
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1月19日 地方公共団体情報システム機構にオンライン申請
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1月28日 地方公共団体情報システム機構から世田谷区にマイナンバー発送
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3月 3日 世田谷区から個人番号カード交付通知書が郵送で届く
地方公共団体情報システム機構「ナイナンバーカード総合サイト」では、「マイナンバーカードの交付申請を行うと、概ね1か月で市区町村から、交付通知書(はがき)がご自宅に届きます」とあるので、1月19日に申請して3月3日に届くのは、普通郵便の配達に時間がかかることを考えると許容範囲だろう。ここからが信じられないのだが、対面の交付窓口の予約をしようとすると、この時点で3月中は満杯。家人の誕生日は3月下旬だが、それまでに受け取れないのだ。
どうしても必要な人は電話で相談するのだろうが、家人の場合は仕方なく4月初旬で予約した。3月は転入・転出が多く、交付が込み合うのはわかっていることで、それでも対面での交付を義務づけているのなら、もっと早く交付して混雑を分散させるか、選挙のときのように増員や設備の増強をしなければならないのではないか。そうでないと3月生まれの人は、これからも更新時期に苦労することになる。
「交付時来庁方式」の来庁予約が一杯で取れないことは、21年の私自身の交付のときも書いた。このときはコロナ禍で仕方ないとは思ったが、なにも改善していないではないか。更新手続き自体は有効期限の3か月前から出来るとあるので、地方公共団体情報システム機構もあと1か月早く有効期限通知書を郵送すべきである。3月下旬生まれの人には、12月上旬に届いていれば12月下旬から申請出来るので、もう少し早く受け取れたのではないかと思う。