TOPSYの仕様変更で短縮URLの被ツイート数がカウントされなくなったため、Twitter公式ツイートボタンに変更する


この記事は2010年12月に掲載されたものです。
状況が変わったり、リンク先が変わっている可能性があります。

Twitterの被ツイート数を表示するのに重宝していたTOPSYの挙動が、12月26日からおかしくなった。私が運営している別サイトで、ツイートされているはずの記事カウントが0のまま動かない。

直近の被ツイートカウント数

確認してみると、RSSからdlvr.it経由でツイートしたものに対するリツイートの数が含まれていない。これまではツイートに短縮URLが書かれていても、元のURLに戻した上でリツイートの数をカウントし、それをサイトのツイートボタンに表示してくれていたのだが、どうやら短縮URLから元のURLに戻すことをしなくなったようだ。TOPSYの投稿一覧画面を見ていると、12月25日までは元記事のURLが表示されているのに、26日からはdlvr.itのままだ。TOPSYの仕様変更があったのではないか。

以前からTOPSYの被ツイート数のカウントは実感より少なく、投稿一覧画面でも分散されて表示されていた。こちらとしては、元記事に対するURLが含まれているもの(短縮URL含む)はすべて言及と見なしてカウントしてほしいのだが、そういう仕様ではなかった。それが今回さらに悪くなったように思える。

この別サイトでは、読者がサイト上のツイートボタンを押すより、dlvr.it経由で送っているRSSに対するリツイートが圧倒的に多いため、この挙動は致命的だ。いきなりサイトに賑わいがなくなったように感じるため、8月13日にリリースされたTwitterの公式ツイートボタンに変更することにした。

TOPSYのように色は変えられないが、縦・横2種類あるのは同じ。WordPressにはWP Tweet Buttonというプラグインがある。ただし、トップページと個別ページで縦・横を変えたいとか、テーマ側で特殊な配置になっている場合は、設定ページでスクリプトを生成して埋め込む必要がある。

WP Tweet Buttonでは、ツイート内のテキスト配列を次の2パターンから選べる。

  1. {text} {link} via {@user}
  2. RT {@user} {text} {link}

設定ページはデフォルトだと1なので、2にしたい人は次のようにすればよい。@user、userは自分のTwitterアカウントに変更すること。1の「via @user」だとdata-viaというパラメータが生成され、ツイート後に@userのフォローを推奨するメッセージが出るが、2はそれがない。必要な場合はdata-relatedのパラメータで指定する。

<a href="http://twitter.com/share" class="twitter-share-button" data-url="<?php the_permalink(); ?>" data-text="RT @user <?php the_title(); ?>" data-count="vertical" data-related="user">Tweet</a><script type="text/javascript" src="http://platform.twitter.com/widgets.js"></script>

設定ページの入力欄がちょっとわかりにくいので、パラメータとの関係を説明しておく。1行目に入力すると、ツイート内テキスト末尾に「via @user」が必ず挿入されるので注意。

Twitter公式ツイートボタン設定ページとdata-via、data-relatedパラメータの関係

パラメータの説明や画面イメージは、「小粋空間」が詳しい。「6. フォローユーザーの設定」を見れば、data-via、data-relatedのイメージがつかめるだろう。

公式ツイートボタンだと、8月以前にツイートされたものはカウントされないようだ。ブログ「F.Ko-Jiの『一秒後は未来』」は、8月1日が境目ではないかとしている。それ以降も必ずしもTOPSYより正確というわけではないが、12月26日からTOPSYでは異常に低いカウント数になってしまうのでやむを得ない。

TOPSYのツイートボタンだと短縮URLがbit.lyになるので、同じことが起きるではないかと思えること、Topsy Retweet Buttonだとテキスト配列が2しかないことなどから、当サイトも変更した。サイトから直接ツイートするのだから、2のRTより1がベターだと思う。

(2011年1月16日追記)

Twitter公式ツイートボタンに変更した12月29日から、TOPSYの被ツイート数がほぼ正常に戻った。皮肉なものである。TOPSYの投稿一覧画面を見ても、短縮URLから元のURLが正しく表示されるようになった。一時的な障害だったのだろうか。ただし、12月26日~28日分は復活しなかった。

TOPSYに戻すことも考えたが(プラグインを有効にするだけなので簡単)、再発しないとも限らないので、このまま公式ツイートボタンで行くことにする。デザインも、見慣れると公式ツイートボタンのほうがよい。

TOPSYの利点は、被ツイート数をクリックすると相手のツイートが読めることだが(公式ツイートボタンは短縮前のURLで検索するので使いものにならない)、これはTOPSYの投稿一覧画面から見ることにした。


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