3月24日、FANDERSONが衝撃的な発表をした。アンダーソンエンタテインメントとの連携を終えるという内容だ。アンダーソンエンタテインメントはアンダーソン家の経営する会社なので、これはアンダーソン家との縁切りを意味する。

FAB NEWS「Chairman’s letter: Fanderson’s relationship with Anderson Entertainment」

FANDERSONのニック・ウィリアムズ会長による会員向けレターが掲載されているが、ジェリー・アンダーソン氏が亡くなったあと、アンダーソンエンタテインメントが商業主義を強め、そちら側についたファンによるFacebookでの中傷キャンペーンも行なわれたという。

アンダーソンエンタテインメントが商用利用するため、FANDERSONがジェリー・アンダーソン氏から譲られてリマスターしたプリントの無償返還が求められたり、それを拒否するとFacebookでFANDERSONがジェリー・アンダーソン氏の認知症を利用したとの示唆さえあったという。

FANDERSONを会員限定のクラブから営利目的にすることも求められ、その場合はグッズがロイヤリティや課税の対象になるため、50％の値上げが必要だったことも明かされている。

また、アンダーソンエンタテインメントが4月19日～20日に開催する公式ジェリー・アンダーソン大会「ANDERCON 2014」に多大な協力をしたにも関わらず、FANDERSONの存在を無視する記述をしているという。

ジェリー・アンダーソン氏の子息であり、アンダーソンエンタテインメントを経営するジェイミー・アンダーソン氏とは連絡が取れないとのこと。

2013年のFANDERSON更新手続きは79％の会員が行ない、FANDERSONに残ることを選んだ。アンダーソンエンタテインメントとの連携を終えることは、公式ファンクラブでなくなることを意味するが、「ファンのためのファンが運営する唯一のジェリー·アンダーソン鑑賞会」だとしている。ニュースレターのフッターには、こう書かれている。

Since 1981. Run by fans, for fans.

「ANDERCON 2014」にFANDERSONのクレジットがないのは確かに異様であり、開催がが迫る中、FANDERSONもこの時期に発表したのだろう。

これを読んだ会員からは、中傷キャンペーンは一部の人間がやっていることでスルーすべきとの意見、商業主義との共存も可能ではないかとの意見もフォーラムに書き込まれている。

Fanderson Forum「Fanderson’s relationship with Anderson Entertainment」