イーネットとゆうちょATMが混在するファミリーマートのコンビニATMに注意


この記事は2017年7月に掲載されたものです。
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ファミリーマート店内のコンビニATMが、メガバンクなら手数料無料のイーネットかと思ったら、三井住友銀行だけ無料の「@BANK」だったため、手数料を取られた話を2010年に書いた。

「イーネットと@BANKが混在するファミリーマートのコンビニATMに注意」

ゆうちょ銀行小型ATM

ゆうちょ銀行小型ATM(ゆうちょ銀行プレスリリースより)

それ以来注意してきたが、またファミリーマートでやってしまった。今度はファミリーマート店内にゆうちょ銀行ATMがあったのだ。15年3月末で@BANKはサービス終了したので、それがゆうちょ銀行に替わったのだと思うが、酔って急いでいたこともあり、スリムなATMだったので違和感なく使ってしまった。ゆうちょ銀行なので緑色だが、それもFamiポートと同じなので余計紛らわしい。

調べてみると、17年1月から一部のファミリーマートにゆうちょ銀行の小型ATMが置かれているらしい。ファミリーマートは全国に約18,000店あるが(サークルK・サンクス含む)、そこへ約3,500台を置く計画とのこと。私が行った店が、まさにそれだったのだ。

ゆうちょ銀行Webサイト/プレスリリース「ファミリーマートとゆうちょ銀行がもっと便利になります」

私はみずほマイレージクラブなので、ゆうちょ銀行の時間外利用は当然手数料がかかる。こうした提携金融機関の場合、画面には「手数料は各金融機関にお問い合わせください」的なメッセージが出て、「手数料がかかりますが、よろしいですか」という直接的な表現でないのも判断を鈍らせる。利用明細票を見て、手数料を216円取られたのに気づいた。

ゆうちょ銀行小型ATMとイーネットATM

ゆうちょ銀行小型ATMとイーネットATM(ファミリーマートWebサイトより)

金額は少なくても、無料で済んだものを取られるのは悔しい。今回もこのファミリーマートしかなかったわけではなく、少し歩くとローソンがあった。本当に悔しい。

それにしても、同じファミリーマートなのに2種類のATMが混在するのは非常にわかりにくい。ゆうちょ銀行ATMへの統一は、イーネットの経営基盤が揺らぐため、出資している他の銀行が黙っていないだろう。サークルK・サンクスのゼロバンクATM約1,500台の置き換えは決まったが、あとは旧@BANK設置店(約900台)か新店しか出来ないはずだ。⇒Wikipedia「アットバンク」

飛ばし記事かも知れないが、18年1月からはイーネットATM自体でゆうちょ銀行が無料で使えるようになると日経が報じているので、ATMの統一は永久に無理なのではないか。ファミリーマートではイーネットかどうか確かめることを忘れないようにしたい。

日本経済新聞電子版「ファミマATM、ゆうちょ銀の手数料無料に」 ※要会員登録