VAIOの無線LANが「制限付きアクセス」になる場合の対応


自宅で使用しているノートパソコンのうち、家人のVAIO Sシリーズ13(SVS1313AJ)と、ソニーがVAIO事業を売却する記念に購入したVAIO Pro 11(SVP1121A2J)で、無線LANにつながりにくい現象が発生している。

VAIO SシリーズがIEEE 802.11b/g/n準拠の無線LANアダプタしか搭載していないため、自宅のアクセスポイントは安価なバッファロー WHR-300HPで構築した。このため、近隣のアクセスポイントと干渉しても仕方ないのだが、ひどいときは数分に1回の頻度で「制限付きアクセス」になってしまうほどで、考え得る限りの対策をしてみた。

制限付きアクセス

搭載されている無線LANアダプタは下記のとおり。インテルDual Band Wireless-N 7260は、VAIO以外の機種でも同様の現象が起きているようだ。

名称 型番 無線LANアダプタ 準拠規格
VAIO Sシリーズ13 SVS1313AJ インテルCentrino Wireless-N 6150 IEEE 802.11b/g/n
VAIO Pro 11 SVP1121A2J インテルDual Band Wireless-N 7260 IEEE 802.11a/b/g/n
  1. 無線LANアダプタのドライバを最新のものにする

    コントロールパネルのデバイスマネージャー[ドライバー ソフトウェアの更新]やVAIO独自の「VAIO Update」で確認すると、ドライバは最新であると表示されるが、「インテル・ドライバー・アップデート・ユーティリティー」で手動で確認すると、ワイヤレス・ネットワーク用の最新ドライバがあることがわかった。

    インテル・ドライバー・アップデート・ユーティリティーで、[使用システムに適したアップデートの確認]をクリックすると、ActiveXのインストール確認が複数あったのち、ワイヤレス・ネットワークに「新しいドライバーが利用可能」と表示されるので、これをダウンロードしてインストールすればよい。

    ドライバー ソフトウェアの更新

    デバイスマネージャーでは最新と表示される

    インテル・ドライバー・アップデート・ユーティリティー

    [使用システムに適したアップデートの確認]をクリック

    インテル・ドライバー・アップデート・ユーティリティー

    ワイヤレス・ネットワークに「新しいドライバーが利用可能」


    インテル・ドライバー・アップデート・ユーティリティー

  2. 無線LANアダプタのプロパティを変更する

    コントロールパネルのデバイスマネージャーで2か所、電源オプションで1か所、効果が期待出来る設定がある。

    • デバイスマネージャーで[詳細設定]タブ[2.4GHz用802.11nチャネル幅]を、「20MHz」から「自動」に変更する。

      デバイスマネージャー[詳細設定]

    • デバイスマネージャーで[電源の管理]タブ[電力の節約のために、コンピューターでこのデバイスの電源をオフにできるようにする]のチェックをはずす。

      デバイスマネージャー[電源の管理]

    • 電源オプションで[プラン設定の変更]⇒[詳細な電源設定の変更]をクリック、[ワイヤレス アダプターの設定]で[省電力モード]を「バッテリ駆動」「電源に接続」とも「最大パフォーマンス」にする。
      電源オプション

      電源オプション[プラン設定の編集]

      電源オプション[詳細設定]

  3. Bluetoothをオフにする

    IEEE 802.11b/gとBluetoothは同じ2.4GHz帯を使用して干渉する可能性があるため、Bluetoothをオフにした。

以上を試した結果、VAIO Sシリーズ13は1と2でかなり改善したので、3は見送って使用を続けている。「制限付きアクセス」になることもあるが、無線LANを切断して再接続すれば直るようである。

VAIO Pro 11は1~3を併用しても「制限付きアクセス」が頻発するため、別の無線LANアダプタを付けてみることにした。アマゾンで800円台のUSBドングルが出ているので、バッファローWLI-UC-GNM、ロジテックLAN-W150NU2ABを比較し、熱暴走に関するレビューのない後者を選んだ。

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結果はかなり改善し、転送速度が遅くなることはあっても、「制限付きアクセス」になることはいまのところない。2個しかないUSB端子の1個が占有されるのは残念だが、仕方がない。インテルのドライバがバージョンアップされない限り、これで様子を見たい。

IEEE 802.11b/gが使用する2.4GHz帯は、安価な無線機器が出回りすぎ、チャンネルごとの周波数も互いに被り合って干渉が発生しやすい。近隣のアクセスポイントも、ステルス化されていないものだけで常時6~7か所が確認出来る状態だ。

抜本的な解決策は、自宅アクセスポイントを干渉しにくい5GHz帯の802.11a準拠の製品にして、VAIO Sシリーズ13にも802.11a準拠の無線LANアダプタを付けることだろう。両方合わせて1万円以内の投資で実現出来るので、どうしても改善しないならこうするしかないだろう。

IEEE 802.11b/gは、安物買いの銭失いになるリスクがあることがわかった。


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