Windows XPからWindows 7へ移行するため、携帯電話のデータ転送機能をWindows 7でも使えるようにした。このとき家人のパソコンで少してこずったので記録しておく。携帯機種はNTTドコモのdocomo PRIME series SH-01Bだが、どれも同じだと思う。
SH-01Bは2009年冬モデル(09年11月20日発売)で、Windows 7のリリース(09年10月22日)と重なり、製品付属のCD-ROMはWindows Vistaまでしか対応していない。そこでドコモ公式サイトから「FOMA用通信設定ファイル(ドライバ)」をダウンロードした。
解凍後、READMEファイルにインストールしようとすると、家人のVAIO Sシリーズ13(SVS1313AJ)では、
コピー先のフォルダに異常があります。
セットアップを終了します。
というエラーメッセージが表示されて進まない。この場合は手動でドライバをインストールすることになるが、携帯電話の場合はUSBモード設定に、
- 通信モード ⇒データ通信
- mictoSDモード ⇒microSDカードの操作
- MTPモード ⇒音楽データ(WMAファイル)の転送
の3種類があり、それぞれ使用するドライバが異なるのでわかりにくい。
ドライバのインストールに失敗したときは通信モードになっているので、コントロールパネルのデバイスマネージャーを確認すると、「その他」として携帯電話の型番に黄色の「!」マークが付いているはずだ。機種によって異なるが、SH-01Bは4個出ているので、一つずつ[ドライバー ソフトウェアの更新]で、ダウンロードしたドライバを指定して更新すればよい。こうすれば、下記のデバイスを正しく認識する。
ポート(COMとLPT)×2
モデム×1
ユニバーサルシリアルバスコントローラー×1
mictoSDモードの場合は、ユニバーサルシリアルバスコントローラーに「USB大容量記憶装置」として表示されるだけである。もちろん、これらのドライバは、携帯電話とパソコンを「FOMA充電機能付USB接続ケーブル」で接続しているときしか表示されない。
なお、Windows 7すべてがダメなのではなく、私のVAIO Sシリーズ15(SVS1513AJ)では問題なくインストール出来た。
NTTドコモでは「ドコモケータイdatalink」というソフトも無償配布しているが、MicroSDカードを操作するだけなら特に必要ない。