鈴木樹バリスタは「丸山珈琲」尾山台店所属に


この記事は2012年11月に掲載されたものです。
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満席でカフェが利用出来なかった「丸山珈琲」尾山台店に入ることが出来た。休日の昼下がりだったが、たまたまテーブルが空いており、待たずに入店出来た。相変わらず豆を求める人が店頭に集まり、外からはカフェが空いているかどうか全くわからない。間口が狭い店舗なので仕方ないのだが、丸山珈琲のことを全く知らない人には少し敷居が高いかも知れない。カフェなのに豆を求める人のほうが圧倒的に多いというのは、いかにも丸山珈琲らしい。

東京新聞11月8日付朝刊「TOKYO発」は、「『日本チャンピオン』の称号を持つ20代の女性が、世田谷区のカフェにいる」との書き出しで、鈴木樹バリスタを大きく扱った。鈴木バリスタは特定の店に所属せず、丸山珈琲各店を回っている思っていたが、現在の所属店としては尾山台店になるのだろう。東京でのセミナーやイベントも多いので、そのほうが便利なのかも知れない。確かに、尾山台店には鈴木バリスタのトロフィーが飾られていた。記事によると、「『世界王者』を目指すトレーニングの一方、長野県の事務所との往復で後進の指導に忙しい」とのこと。今年の日本チャンピオンの井崎英典バリスタもいるわけで、すごい店だと思う。

カフェでは「尾山台オリジナルブレンド」を注文。「都会の中で緑が多くゆったりとした時間の流れる尾山台をイメージしたブレンド」ということで、甘めの滑らかな質感だ。コーヒープレスによる抽出で、ミルクが必要かと思ったが、実際飲んでみるとそんなことは全くなく、最後までブラックで楽しめる。分量もカップ2杯分あり、これで630円(税込)は満足。接客も行き届き、空席があるならセルフのコーヒーチェーン店よりこちらにしたい。

オープンから1か月ということで、カフェでは利用客にアンケートを実施していて、回答すると「ブラジル・シティオ・ビスタ・アレグレ」(カップ・オブ・エクセレンス2012ブラジル、レイトハーベスト2位)50gをプレゼントしてくれた(レイトハーベストは、収穫後時間を置いて熟成させるナチュラルプロセス対象のCOE)。母親と4人の子供が営む農園とのことで、丸山珈琲らしい。もちろん、豆か中挽きかを選べる。買うと525円相当で、コーヒー代が戻ってきてしまった。

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丸山健太郎
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