日本人最高位でNHKが第42回ローザンヌ国際バレエコンクール特別番組を2月16日放送


この記事は2014年2月に掲載されたものです。
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ローザンヌ国際バレエコンクールは、毎年NHKがEテレで5月ごろ2時間枠で放送しており、家人に依頼されて録画している。

2014年の第42回は、1989年の熊川哲也氏以来25年ぶりに日本人男性ダンサー(二山治雄氏)が最高位を受賞。2位(前田紗江氏)と6位(加藤三希央氏)も日本人になる快挙だった。これは5月を待たずに特別番組があるのではないかと思っていたら、この3名の決勝演技のノーカット映像とインタビュー、選考の模様を30分枠で放送することが2月7日発表された。加藤氏が兄弟デュオ「狩人」兄の子息というのも、私の世代には懐かしい。

NHKクラシック/トピックス「『世界に挑む 若き日本人ダンサーたち~第42回ローザンヌ国際バレエコンクール~』放送」

【放送日時】

  • 2月16日(日)
    Eテレ 16:00~16:30
  • 2月22日(土)【再放送】
    総合テレビ 10:50~11:20 ※一部の地域を除く

ローザンヌ国際バレエコンクールは、山岸涼子著『舞姫 テレプシコーラ』を読んで、私も関心を持つようになった。コンテンポラリーダンスや男性ダンサーが重視される実態も、これを読んでおくとしっくりくる。入賞者以外にも留学の道を拓く面接の場が用意されているのも、この作品で知った。

『舞姫 テレプシコーラ』は第1部10巻が素晴らしい完成度で、これは日出処の天使ひいづるところのてんしに迫る代表作になるのではないと予感したものだが、第2部は5巻であっけなく終了し、第1部で張った複線も収束しないまま。題材に飽きたとしか思えない豹変ぶりが非常に残念だった。主人公がプロのコリオグラファー(振付家)になるまでを丁寧に描いたら、少女マンガ史に残る大河ドラマになっていただろうに。