ますむらひろし氏がアタゴオルのステンドグラス制作があることを明らかにしたのは、2013年11月27日付のTwitterが最初だった。
アタゴオルのステンドグラス、打ち合わせ開始。1メートル幅のヒデヨシ、二点。イメージはグエル公園式破砕タイル風。楽しみだう。
— ますむらひろし (@masumurahiroshi) November 28, 2013
設置場所は「どこに出来るか、公式発表をお待ちください」とのことだったが、なかなかリリースがない。それが今年12月になって、「ごろなお通信」やTwitterで動きが語られるようになった。
これは制作が本格化したのだと思い、ネットを検索したところ、米沢市が2016年4月オープン予定で建設を進めている新文化複合施設(図書館・市民ギャラリー)に設置されるものと思われる。米沢市まちづくり総合計画第5期実施計画には、下記の記載があった。
新文化複合施設ステンドグラス設置事業
本市出身の漫画家ますむらひろし氏の作品をステンドグラス化して設置することにより、子どもたちの郷土愛を育むとともに、施設のシンボルとして全国に教育と文化のまち米沢を発信します。
この施設は13年10月に着工したが、地中から想定外の残存構造物(デパートの浄化槽)が発見され、その撤去工事などで当初予定の15年6月オープンが約10か月延期された。14年度中に建物が完成しないと国からの助成金が出ないことや、市民からの見直し議論も起こり、建設自体が危ぶまれたようだ。
これはステンドグラス制作に関する情報が途絶え、ますむら氏の「一年間頭のなかで発酵させてたので」というTwitterとも符合する。
ステンドグラス、原寸1/2ラフ。一点目上がり。一年間頭のなかで発酵させてたので、いい感じ。二点目、入る前に、「ヨネザアド計画」考慮なり。
— ますむらひろし (@masumurahiroshi) December 2, 2014
紆余曲折はあったが、ヒデヨシのステンドグラス自体に反対する米沢市民はいないはず。オープン後はアタゴオルファンの聖地になるのではないだろうか。