年に一度、千駄木の「ギャラリー猫町」へ行く。アタゴオルカレンダー発売に合わせた「ますむらひろし『アタゴオル』原画展」があるためだ。「ギャラリー猫町」は数々のアタゴオルグッズを手掛けてきた有限会社風呂猫が運営し、アタゴオルファンの聖地とも言える。今年も11月3日~13日に開催されている。
元々は、招き猫の産地である愛知県瀬戸市を中心に開催されていた「セラミックアート招き猫展」の2001年(第5回)にますむらひろし氏が招待作家となり、ヒデヨシ招き猫を販売したのが同社との縁で、03年版からアタゴオルカレンダーを作成、その後ポストカード、手ぬぐいとグッズの種類が広がっていった。
原画展は05年に「アタゴオル・トリビュート展」と共に開催されたのが最初で、その後08年に「ますむらひろしの世界展」として復活、以後毎年開催されるようになった。
谷根千エリアはミニギャラリーが点在する街で、休日は地図を片手に歩く観光客も目立つ。東京メトロ千代田線「千駄木駅」の団子坂口を出て、さんさき坂を上がっていくのだが、途中に「菊見煎餅総本店」や江戸千代紙の「いせ辰」があり、歩いているだけで楽しい。「いせ辰」は駅そばの千駄木店ではなく、少し歩いた谷中本店の角を曲がる。住宅街の中に入っていくので、「こんなところにギャラリーがあるのか」と不安になるが、至るところにミニギャラリーがあり、「ギャラリー猫町」も普通の民家を改装したものだ。
1 「菊見煎餅総本店」
2 「いせ辰」谷中本店
今年は12年版カレンダー以外に新作グッズはないと思っていたが、行ってびっくり。陶製ランチボックスと手ぬぐいの新作が2点あるではないか。これは「ギャラリー猫町」サイトにも「ごろなお通信」にも書かれていない。ランチボックスは限定100個なので、お早めに。
最近、通販サイト「風呂猫マーケット」がリニューアルして、アタゴオルカレンダー以外の扱いがなくなってしまった。原画展会場では旧グッズも扱っているので、この機会に利用すべきだろう。
- ランチボックス「福ふくランチ」 2,100円(税込)
- Cat Art てぬぐい「ヒデヨシ×スミレ博士」(商品番号:T-98) 1,050円(税込)
- Cat Art てぬぐい「猫正宗」(商品番号:T-99) 1,050円(税込)
(2012年11月4日追記)