ウォシュレットがない日本の宿泊施設は、重要事項として利用客に周知すべきだ


この記事は2011年12月に掲載されたものです。
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秋の観光シーズンに京都で仕事が入った。3週間前に探したのだが、週末のため市内の宿は全滅だった。やむを得ず郊外のビジネスホテルを取ったが、行ってみたらトイレがウォシュレットではなかった。ウォシュレットはTOTOの登録商標なので、ここは温水洗浄便座と呼ぶべきか。とにかく愕然とした。

規模やランクに関わらず、宿泊施設が温水洗浄便座でないのは非常に苦痛だ。海外はやむを得ないが、日本の宿泊施設なら温水洗浄便座は標準装備にしてほしい。もし装備していないのなら、利用客への重要事項としてサイトのトップページに表示を義務づけてほしい。いまどき温水洗浄便座でない宿泊施設のほうがめずらしいので、表示しないとわからないではないか。どうしてもそこしかないなら、トラベルウォシュレットを持参するとか、こちらもそれなりの準備をしてから臨む。

温水洗浄便座はないくせに、このホテルは全部屋LANポートが用意され、ブロードバンド接続無料だった。順番が間違っていると思う。日本では、まず温水洗浄便座だろう。

トラベルウォシュレット(YEW300、ブルー・ピンク)は、今年7月に携帯ウォシュレットという新機種が出た(YEW350、ホワイト)。スペックや定価は同じで色が違うだけに見えるが、どこが改良されたのだろう。驚くべきことに、新機種はTOTOのサイトに載っていない。小口の個人客なんてどうでもいいと思っているのだろうか。