「謎の円盤UFO」のドイツ版ブルーレイBOXが11月28日発売された。
ドイツでは、2012年にDVD並みの画質でブルーレイ収録されたものが発売されたが、今回は日本と同等のHD画質で、画面サイズもオリジナルの4:3である。特典映像はなく、簡単なパンフレットとSHADOワッペンが付いているだけだが、レーベルのデザインが渋くて非常によい。日本版の派手な色遣いより、こうしたモノトーンのほうがグッと来る。これは日本のデザイナーも見習ってほしい。外箱デザインは日本版と酷似しており、ライセンサーであるITV Studios Global Entertainmentの意向だろうか。
ドイツ版のパッケージやレーベルにある緑のマーク「FSK ab 12 freigegeben」は視聴年齢のレイティングシステムで、日本の「PG12」に相当する。12歳以上なら問題なく、FSK(Freiwillige Selbstkontrolle der Filmwirtschaft)はドイツの映倫。
価格は86.99ユーロで、本日現在の1ユーロ148円で換算すると12,875円となり、Amazon.co.jpでの日本版価格(25,997円)と比べて半額以下である。リージョンコードBなので、そのままでは日本で再生出来ないが、一瞬注文したいと思うほどだ。
「UFO Series Home Page」のレビューによると、画質は日本版と同等。同じデジタルリマスターを使用しているようだ。日本版発売から2年経過しているので、画質的にはもっと改善出来たのではないか、とやや辛口である。
日本版との違いは、「眠れる美女の怪奇」のフラッシュバックシーンがオリジナルどおりセピアになったこと。日本版はリマスターの過程で、セピア加工していないモノクロでブルーレイ化された。「宇宙人フォスター大佐」の画面アスペクト比エラー(約1分間、画面サイズが4:3から16:9になってしまう)は日本版と同じである。これらについては、下記で詳しく説明しているので参照してほしい。
「UFO Series Home Page」の「謎の円盤UFO ブルーレイ・コレクターズBOX」検証がすごい
ドイツでも放送時間の関係でカットされた部分があったようで、ドイツ語に吹き替えられていない部分は、ドイツ語テロップが入る。音声は日本版は英語が5.1chサラウンドだが、ドイツ版は英語もモノラルのままである。
売り上げランキング: 24,130