IE11で突然PDFファイルが開けなくなったときは、Trendツールバーを非表示にする


この記事は2015年11月に掲載されたものです。
状況が変わったり、リンク先が変わっている可能性があります。

Windows 7のInternet Explorer 11(IE11)でPDFファイルを開こうとしたら、突然「Internet Explorerは動作を停止しました」が表示され、ブラウザ上で開かなくなった。ローカルにダウンロードしたものは開く。Google Chromeならブラウザ上で開く。IE11だけが開かない。

Internet Explorerは動作を停止しました

ネット上で紹介されているAdobe Readerのトラブルシューティングはすべて試し、アンインストール/再インストールも繰り返したが、なにをやってもダメ。ローカルにダウンロードしたものが開き、Google Chromeが問題ないということは、IE用のアドオンに原因があるとしか思えないが、無効/有効を繰り返して再起動してもダメ。

IE11アドオンのAdobe製品

万策尽きたと思ったが、原因は数日前にアップグレードしたウイルスバスターだった。

OKWave「ウイルスバスターの更新後にPDFが見れない」

マイクロソフト コミュニティ「Internet ExplorerでPDFが開かない」

「ウイルスバスター クラウド 10」(詳細バージョン:10.0.1186)のTrendツールバーを非表示にしたら、正常になった。Trendツールバーを無効にしたため、Trendプロテクトのアイコンも表示されなくなったが、PDFファイルが開かないストレスに比べたらマシである。

OKWaveやマイクロソフト コミュニティを見ると、トレンドマイクロは問い合わせた人だけに修正用ファイル(ToolbarIE.dll)を個別配布しているようだ。また、マイクロソフト コミュニティの質問者は、アドオンの停止では改善せず、ToolbarIE.dllの修正で直ったとしている。原因が特定出来ているのなら、早くアップデートで対応しろと言いたい。

本日(11/8)現在、トレンドマイクロ「ウイルスバスター ヘルプとサポート」には、なにも情報がない。