FANDERSONの「謎の円盤UFO」放送開始50周年記念グッズ「UFO ANNUAL 1972」購入、素晴らしい出来栄え


この記事は2020年12月に掲載されたものです。
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「FAB96」の記事で詳細を知った「UFO ANNUAL 1972」を買わねばなるまいと思い、久しぶりにFANDERSONでグッズを購入した。このところグッズはジェリー・アンダーソン公式サイトばかりで、会員更新手続きを除くとFANDERSONサイトのショッピングカートを使うのはサイトリニューアル後初めて。ちゃんと動くが不安だったが、問題なかった。

注文したのは12月8日で、英国はコロナ禍が深刻で変異株も発生しているので、これは当分来ないだろうと覚悟していたら12月30日に届いた。4週間なのでFANDERSONとしては標準である。コロナ禍は関係ないのか、それとも年内に届くようがんばってくれたのか。

「UFO ANNUAL 1972」は素晴らしい出来栄え。A4判なので雑誌をイメージしていたが、絵本と同じ分厚い表紙。英国の児童向け出版社・Polystyle Publications(1997年解散)から1971年に出た『UFO ANNUAL』をオマージュしたもので、1971年版も同じ造本だったのだろう。

クロスセクションはモービル・トランスポーター、ルナ宇宙艇、ムーンベースのインターセプター格納庫を掲載。特にインターセプター格納庫はパイロットの移動システムや核弾頭ミサイルの装填車両まで克明に描かれ、思わず声を上げてしまった。そこまでの設定資料はないはずで、これはイラストレーターの想像の産物ではあるが、どうやってミサイルを装填していたかは視聴者全員の謎だったはず。そこを突き詰めていくと面白い。全体のレイアウトも素晴らしく、写真もネット上では見たことがあるが、書籍になるのは初めてのものが何点かありそう。「謎の円盤UFO」ファンならマストバイである。

「UFO Annual 1972」

「UFO Annual 1972」のポージングショット

上記3人のモノクロ写真は、「Sixties」によると1970年9月15日に開かれたプレス向け撮影会のものらしい。

風船ガムの「謎の円盤UFO」「スペース1999」コレクターズカードを集めた「FAB Book of Gerry Anderson Bubble Gum Cards volume 2」も購入。予想に反して「謎の円盤UFO」は全体の1/4程度。どちらも大人向けなのに、なぜ「スペース1999」とこんなに差がつくのだろう。コレクターズカードは全部集めて並べると、裏面が一つのイラストになる仕掛けになっている。イラストはロン・エンブルトン氏によるもので、英国の小松崎茂画伯のような存在らしい。初めて見ると違和感があるかも知れないが、子供のころからこのタッチに慣れ親しんでいたら、思い入れがあるだろう。デザインは弟のジェリー・エンブルトン氏で、エンブルトン兄弟として知られているそうだ。

ジェリー・アンダーソン公式サイトでは、この表面・裏面をポスターにしたものが販売されている。裏面の一つになったイラストは現存せず、全パーツを集めたものから復元したそうだ。「FAB Book of Gerry Anderson Bubble Gum Cards volume 2」にも同じ画像はあるが、こちらはパーツの線が入っている。

「FAB Book of Gerry Anderson Bubble Gum Cards」volume 2

ロン・エンブルトン両面ポスター

ロン・エンブルトン両面ポスター(ジェリー・アンダーソン公式サイトより)

ロン・エンブルトン両面ポスター

ロン・エンブルトン両面ポスター(ジェリー・アンダーソン公式サイトより)


今回は買いそびれていた「FAB Grooves」「Ed Bishop: Identified」も購入。「FAB Grooves」は前から欲しかったが、FANDERSONがLPを海外に破損せずに送れるのか不安で、ほかに絶対欲しいものが出るまで様子を見ていた。折曲厳禁の厚みがある段ボールに入って届き、全く問題なかった。疑って申し訳ない。なお、「FAB Grooves」に同梱されているCDは、薄いスリーブに入ってライナーノーツに挟まっている。一瞬入れ忘れかと焦るので注意。

「FAB Grooves」

「FAB Grooves」(FANDERSONサイトより)

「Ed Bishop: Identified」

「Ed Bishop: Identified」(FANDERSONサイトより)