ウイルスバスター更新はトレンドマイクロで手続きせず、アマゾンで買い直すほうが絶対に得


この記事は2014年2月に掲載されたものです。
状況が変わったり、リンク先が変わっている可能性があります。

ウイルス対策ソフト「ウイルスバスター クラウド 3年版」の更新期限が近づいてきた。2014年2月2日までにWeb画面から更新すると、契約更新料15%OFF+契約期間3か月分無料延長のキャンペーンをやっているので、これを使おうと思って管理画面で確認したところ、「保険&デジタルライフサポート」というオプション契約に加入していることになっていた。

操作や設定の相談を365日受け付け、クレジットカードの不正使用を年間最高100万円まで補償するものだが、私の場合、意識してこんな有償オプションに入ることはないので、3年前にうっかりチェックをはずすのを忘れたとしか思えない。「保険&デジタルライフサポート」をはずして更新しようと思ったら、キャンペーン対象者として次の但し書きがあった。

※ウイルスバスター クラウド + 保険&デジタルライフサポート契約を、ウイルスバスター クラウド ライセンス契約に更新することは出来かねます。

一度保険&デジタルライフサポートを契約すると、解約してのキャンペーン適用は出来ないらしい。ならばキャンペーン適用はあきらめ、ウイルスバスター クラウド ライセンス契約だけを更新しようと操作すると、次のメッセージが表示された。

【!】「ウイルスバスター + 保険&デジタルライフサポート」から「ウイルスバスター」の契約の変更はできません。

トレンドマイクロサポートウェブ「契約更新・有料プランへの変更の手続き」

なんと、一度保険&デジタルライフサポートを契約すると、数年後にサポートが不要になっても、サポートのみの解約が出来ないのだ。

保険&デジタルライフサポートは商品説明でも若葉マークが付き、パソコン初心者向けと明記されている。パソコンが上達したらサポートは不要になるはずだが、それを解約することが出来ないのだ。初心者は一生初心者のままでいろというわけか。これは理解しかねる。

ウイルスバスター+保険&デジタルライフサポート

13年7月のキャンペーンでは、トレンドマイクロのサポートセンターに連絡して、キャンペーン適用で保険&デジタルライフサポートの解約に成功した人もいるが、こういうことを不可にするため、今回は注意書きを入れているのだろう。

応援しますコンサドーレ札幌「ウイルスバスター+保険&PCサポートを通常版に変更してキャンペーン契約更新する」

保険&デジタルライフサポートだけの解約が出来ないため、現在のシリアル番号は捨てて、新規にウイルスバスター クラウドを買い直すしかない。トレンドマイクロのオンラインショップ、アマゾンともキャンペーンをやっていたので、ダウンロード3年版の価格を比較してみた。

アマゾン参考価格の11,238円は、トレンドマイクロ通常価格の11,800円から5/105だけ少ない。このため税抜価格かと思ったら、これで税込だった。これはアマゾンで買うしかないだろう。

ウイルスバスターは同一製品でシリアル番号の変更が簡単に出来るため、買い直しでも再インストールの必要はない。パソコン購入時にプリインストールされている試用版を製品版に変更する手順と同じだ。メイン画面を表示させて[有効期限]をクリックし、[シリアル番号の変更]から新しいシリアル番号を登録するだけだ。

更新ではないため、旧シリアル番号の有効期限内にシリアル番号を変更すると、旧シリアル番号の残り期間がムダになってしまうが、キャンペーンでは決められた期限までに登録しないと2か月延長の特典が受けられない。では、もし保険&デジタルライフサポートだけの解約が可能だったら、トレンドマイクロでWeb更新したほうが得なのか。比較してみると、実はなにをやってもアマゾンで買い直すほうが得だと判明した。

(例)ウイルスバスター クラウドの有効期限:2014年3月31日

  • トレンドマイクロで更新
    ウイルスバスター クラウド ライセンス契約3年更新
    契約更新料10%OFF+契約期間2か月分無料延長キャンペーン(2014年2月2日まで)
    ※保険&デジタルライフサポートを付けないと10%OFFにしかならず、無料延長も2か月分。

    9,900円(税込)
    有効期間:2014年4月1日~2017年5月31日
    実効38か月で、1か月あたり約261円

  • アマゾンで買い直し
    ウイルスバスター クラウド 3年版 ダウンロード版 Windows版 (最新・3台版)
    21%OFF+2か月無料延長キャンペーン(購入2014年2月2日まで、登録2014年2月16日まで)
    8,878円(税込)
    有効期間:2014年2月1日~2017年3月31日
    ※2月1日に登録した場合、2月末に2か月延長される。
    実効36か月で、1か月あたり約247円

このように、トレンドマイクロのほうが残り期間がムダにならず、実効期間が長かったとしても、アマゾンのほうが安い結果となった。メーカー直販のほうが高いとは、なんのためのWeb更新かと思ってしまう。

アマゾンのレビューを読むと、サポートセンターに依頼して、旧シリアル番号に新シリアル番号を紐付けてもらった人もいるようだ。こうすれば確かに契約期間をムダなく使えるが、キャンペーンの対象にならなくなるのではないか。

トレンドマイクロで更新すると、2か月分無料延長キャンペーンを加味しても1か月あたり約261円かかる。アマゾンとの価格差が1,022円あるため、更新時期(期間終了の90日前から)になったら、紐付けなど意識せず、残り期間をムダにしてでもアマゾンで更新したほうが得なのである。

(2014年2月15日追記)

早得キャンペーン

うちにはパソコンが4台あるので、上記とは別のウイルスバスター クラウド ライセンス契約がある。こちらも更新期限が近づき、「早得キャンペーン」のポップアップやメールが来るようになった。

早得キャンペーンは更新期限2か月前までに更新すると、更新契約料10%OFF+契約期間3か月分無料延長になるもので、メーカー直販の中では最も条件がよいが、これもアマゾンの21%OFF+2か月無料延長キャンペーンのほうが安い。「契約更新は今が“もっともお得”」と書かれているが、更新よりアマゾンのキャンペーンで買い直すほうがお得なのだ。

ただし、アマゾンのキャンペーンは常時行われているわけではない。アマゾン価格変動チェッカー「あまぞうβ」を見ればわかるが、キャンペーン期間外は参考価格11,238円(税込)のままのときもあり、契約期間無料延長もない。その場合はキャンペーンになるまで待ったほうがよい。

(例)ウイルスバスター クラウドの有効期限:2014年4月30日

  • トレンドマイクロ(早得キャンペーン)で更新
    ウイルスバスター クラウド ライセンス契約3年更新
    契約更新料10%OFF+契約期間3か月分無料延長キャンペーン(2014年2月28日まで)
    9,900円(税込)
    有効期間:2014年5月1日~2017年7月31日
    実効39か月で、1か月あたり約254円

  • アマゾンで買い直し
    ウイルスバスター クラウド 3年版 ダウンロード版 Windows版 (最新・3台版)
    21%OFF+2か月無料延長キャンペーン(購入2014年3月2日まで、登録2014年3月16日まで)
    8,878円(税込)
    有効期間:2014年3月1日~2017年4月30日
    ※3月1日に登録した場合、3月末に2か月延長される。
    実効36か月で、1か月あたり約247円

アマゾンとの価格差が1,022円あるため、3か月長く使えたとしても、やはりアマゾンで買い直したほうが安い。アマゾンより安くするには、5か月分無料延長する必要があるのだ。

(2014年3月9日追記)

アマゾンでは半額のタイムセールをすることがある。こうなると、トレンドマイクロでWeb更新することが本当に馬鹿らしくなる。

アマゾンの半額タイムセール