「109シネマズ二子玉川」は2014年春まで待て


この記事は2010年7月に掲載されたものです。
状況が変わったり、リンク先が変わっている可能性があります。

東急田園都市線・大井町線「二子玉川駅」東側で、東急電鉄と東急不動産が中心となった市街地再開発「二子玉川ライズ」が進んでいる。

第1期・第2期合わせた施工地区面積は約11.2ヘクタールで、民間施行の再開発事業としては都内最大。第1期となる二子玉川東地区第一種市街地再開発事業は2007年4月に着工、マンション(タワー&レジデンス)と従前権利者店舗・駐車場(オークモール、バーズモール)は完成し、11年3月に残りの商業施設(東急百貨店、東急ストア等)、オフィスも完成予定。隣接して約6.3ヘクタールの世田谷区立二子玉川公園(仮称)も整備され、12年度末一部完成、14年度末全体完成の予定。

「二子玉川ライズ」全体イメージパース(09年8月31日現在)

東京都都市整備局サイト「二子玉川東地区第一種市街地再開発事業」掲載の「二子玉川ライズ」全体イメージパース(09年8月31日現在)

この再開発で地元住民が注目していたのがシネコンだ。二子玉川周辺には映画館がなく、多くの住民がJR南武線で川崎へ行っているのが現状。このため、以前からシネコンを望む声は多かった。こうした中、東急レクリエーションの佐藤仁社長が07年に業界誌『文化通信』のインタビューで、第2期へのシネコン進出を表明。「109シネマズ二子玉川」が現実味を帯び、早合点した住民の中には第1期の商業施設内に出来ると思い込んだ人もいたようで、待ちわびるブログも散見された。

第2期は不景気から事業計画が決まらず、スタートがずいぶん遅れてしまった。ホテル、シネコンという構想は以前からあったが、映画館は都市計画法の用途制限に抵触するため、調整にも手間取ったようだ(第1期の駅前商業施設内なら認められていた)。「二子玉川ライズ」全体のイメージパースでも、最近までブランクになっていた(中央の白い部分)。今年6月に二子玉川東第二地区市街地再開発組合がやっと設立認可され、計画が動き出した。イメージパースもようやく埋まった。

「二子玉川東第二地区第一種市街地再開発事業」イメージパース(10年6月29日現在)

東京都サイト/報道発表資料「二子玉川東第二地区市街地再開発組合の設立認可について」掲載のイメージパース(10年6月29日現在)

第2期竣工予定は14年4月で、あと4年待たなければならない。これはちょっと長い。東急レクリエーションは「109シネマズたまプラーザ」が立ち消えになった前例があるだけに、今回はぜひオープンにこぎつけてほしい。ロケーションはいいのだから、オープンさえすれば成功するはずだ。

(2012年3月23日追記)

「109シネマズ二子玉川」の出店が12年3月21日正式発表された。10スクリーンで15年6月以降の開業。