PHP 5.2.4に対応しないWebARENA SuiteXでは、WordPress 3.2にバージョンアップ出来ない


この記事は2011年7月に掲載されたものです。
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7月5日、WordPress 3.2の英語版が正式リリースされた。日本語版も間もなく出るだろう。ご存知のとおり、WordPress 3.2になるとPHP 5.2.4以上が動作要件となるが、私が使っているWebARENA SuiteXはPHP 5.1.6である。このままではWordPress 3.1.4のままバージョンアップを断念するしかない。

ダッシュボードの更新メッセージを押すと、WebARENA SuiteXでは「WordPress 3.2 は PHP 5.2.4 以降を必要とするため、更新を実行できません。現在稼働しているバージョンは 5.1.6 です」と表示される。

「さわざき.net」が5月17日にNTTPCコミュニケーションズに問い合わせしたところ、バージョンアップ時期は未定という回答。しかも仮想専用サーバのWebARENA PROを勧められたという。6月29日の続報によると、まだバージョンアップするつもりがないとしている。

「フォニコさんの居場所&スバルアウトバックユーザーリポート」は、NTTPCコミュニケーションズは企業ユーザが多いため、「あまり事の次第を大きく考えては居ないらしい」としている。

WordPress公式サイトは、「WordPress 3.2 に向けての準備」としてこう書いている。

主要なホスティングサービスの多くはすでにこういった新バージョンがデフォルトになっていますが、例外もあるかもしれません。もしまだ古いバージョンのままということを発見した方は、ドロップダウンメニューなどから新バージョンを選択して保存するなどといった簡単な方法でアップグレードできるはずです。

(中略)

もしホスティング会社が「バージョンアップはできません」と回答した場合は、他のサービスを探すタイミングかもしれません。

NTTPCコミュニケーションズの担当者は、これを読んでいるのだろうか。

(2011年7月10日追記)

「さわざき.net」が再度NTTPCコミュニケーションズへ問い合わせたところ、7月8日に「バージョンアップを今秋頃を予定に検証を進めております」との回答があったという。

(2011年11月5日追記)

NTTPCコミュニケーションズから、PHP 5.3に対応したというメールが11月2日届いた。SSIタイプ(Apacheのモジュール)としてはPHP 5.1.6のままだが、CGIタイプとしてPHP 5.3.3が使えるようになった。早速、WordPress 3.2.1へバージョンアップした。