明治はワイドショーに振り回される視聴者よりも、「明治プロビオヨーグルトLG21」を継続購入している人々を大切にすべきではないか(2)


この記事は2012年6月に掲載されたものです。
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インフルエンザ予防に効果があるとして品薄になった「明治ヨーグルトR-1」増産のため、レギュラータイプ以外の生産が止まってしまった「明治プロビオヨーグルトLG21」。その後、「アロエ脂肪0」が4月中旬、「低脂肪」が5月下旬ぐらいから出回るようになったが、私が毎日食べていた「砂糖0」はまだ見かけていない。

そもそも、こうした販売再開もサイトで全く周知がなく、いつの間にか始まったという感じだ。これだけ愛用者に迷惑を掛けたのだから、明治は販売再開に当たって改めて謝罪したり、生産スケジュールをきちんと開示すべきだと思うのだが、いったいどうなっているのだろう。

突発的な需要に振り回されないため、明治は宅配以外の新たな定期購入制度を真剣に検討すべきだ。前回書いたように、私は年単位の購入契約を結び、指定したスーパーやコンビニで安定的に商品を受け取れる会員制度の新設を希望する。こうした制度は当然宅配制度にも影響するだろう。だが、計画的な生産が必要なヨーグルトの特殊性を考えると、需給バランスの混乱に対応出来る新たな新たな制度の創設を真剣に考えるべきではないか。牛乳販売店(特約店)の保護だけを考える時代ではないと思う。

断熱性の高い保冷受箱の開発や、鍵のかかる保冷受箱など、宅配面で努力しているのはわかるが、そもそも保冷受箱が戸建て向けで、マンションでは難しい。自分の好きなヨーグルトを毎日食べたいという当たり前の要望に応えるシステムを、ぜひ開発してほしい。

(2014年4月20日追記)

「砂糖0」が2年2か月ぶりに販売再開された。