インフルエンザ予防に効果があるとマスコミが伝えた「明治ヨーグルトR-1」増産のあおりを受け、2012年1月下旬から生産休止していた「明治プロビオヨーグルトLG21砂糖0」が、約2年2か月ぶりに販売再開した。
「明治はワイドショーに振り回される視聴者よりも、『明治プロビオヨーグルトLG21』を継続購入している人々を大切にすべきではないか」
「明治はワイドショーに振り回される視聴者よりも、『明治プロビオヨーグルトLG21』を継続購入している人々を大切にすべきではないか(2)」
本日現在、ブランドサイトではまだ「販売休止中」になっているが、私は近所のスーパーで購入した。
明治ホールディングスは、関東エリアの主力生産拠点である守谷工場(茨城県守谷市)でヨーグルト製造ラインを増強し、生産能力を約2倍にすることを13年3月発表している。13年12月より順次生産開始としていたので、インフルエンザの季節が過ぎた14年4月から生産再開したのだろう。
明治ホールディングスサイト/プレスリリース「株式会社 明治 ヨーグルトの生産体制強化に向けた設備投資に関するお知らせ」
2年2か月は長かった。この間やむを得ず、「明治プロビオヨーグルトLG21低脂肪」で代替してきたが、販売休止のまま打ち切りになるのではないかと恐れていた。この間、直接メーカーにも何度か問い合わせたが、販売再開時期については未定で、具体的に案内することが出来ないという回答ばかりだった。守谷工場増強のことも踏まえて尋ねてみたが、やはり同じ回答だった。
インフルエンザの流行にも左右されるので、生産再開の判断が出来ないのは理解するが、こうして待ちわびている愛用者もいるのだから、もっと積極的に広報してもいいのではないだろうか。
販売休止が長引く中、大沢たかお(明治プロビオヨーグルトLG21)、加瀬亮(明治ヨーグルトR-1)、岡田准一(明治ブルガリアヨーグルト)と、著名俳優を使ったヨーグルトのCFを次々と流す明治の企業姿勢は、「砂糖0」の愛用者に決してよい印象を与えなかったと思う。こういうときこそ、「砂糖0」の長引く販売休止に対するお詫びCMを流すべきではなかったか。需要に生産が追いつかない実態を伝えれば、逆に宣伝になったはずだ。
(2014年5月25日追記)
5月になってから、「相談センターだより」というページで周知があった。「一時休止」ではなく、「2年2か月もの長きに渡って休止」だろう。また、お詫びの言葉が一切ないのはどういうことなのか。