なぜすべてのエスカレーターでベルトをコーティングしないのか


この記事は2013年9月に掲載されたものです。
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近年、エスカレーターのベルトがコーティングされ、経年劣化が目立たないものが増えてきた。新たに開業する施設では、かなりの割合で採用されているように感じる。特に屋外に設置されたエスカレーターは劣化が進みやすいので、必須ではないかと思う。

エスカレーターベルトコーティング施工前と施工後

エスカレーターベルトコーティング施工前と施工後(リンレイサイト「エスカレーターベルトコーティング」より)

コーティングされていないベルトは、使い続けると黒い帯状の汚れが付着し、手を置きたくなくなるほどだ。これでは安全上も問題だろう。

ワックス会社のリンレイのサイトを見ると、コーティングは汚れてからでも可能なようだ。メンテナンスの省力化や長期的なコスト削減にもつながるという。

【エスカレーターベルトコーティングのメリット】
◆美しい光沢に復元
汚れて光沢がなくなったベルトが新品以上の光沢に蘇ります。
◆高い保護効果
表面の汚れや油脂の浸透を長期間防ぎます。
◆日常メンテナンスがラク
拭き掃除だけで美感の維持ができます。
◆ランニングコストの低減
表面の劣化によるベルト交換の費用が削減できます。

私がよく利用する施設でも、コーティングしているところとしていないところがあるが、汚れの差は歴然としている。なにより、コーティングしているベルトは光沢があって美しい。安心して手が置ける気がする。

抗菌だけを考えると、広告を印刷した抗菌加工フィルムをベルトに貼る方法も増えてきたが、あれは美観上いかがなものかと思う。家電量販店のような場所ならいいだろうが、エスカレーターも建築の一部であり、デザインの重要な要素であることを忘れないでいただきたい。

施設管理者は、エスカレーターのベルトのコーティングは必須と考えるべきだろう。新規開業でコーティングされていないものを見ると、私は施設管理者のセンスを疑うようになってしまった。