自宅のプリンタは、インクジェット複合機のキヤノン PIXUS MP770(2004年10月発売)だ。8年半前の機種だが、まだ充分使える。
Windows 7を購入したため、キヤノンサイトからプリンタドライバ(MP Driver Ver.6.20)をダウンロードしたが、プリンタが認識されない。[デバイスとプリンター]を見ると、デバイスに単体スキャナとして表示されている。こんな状況、見たことがない。
実は、MP Driver Ver.6.20はWindows 7用にはスキャナドライバしか含まれておらず、プリンタドライバはWindows Updateでダウンロードされる仕様である。このため、インストール時にPCがインターネットに接続されていないと、スキャナドライバしかインストールされないのだ。確かに、ダウンロードページには次の注意書きがある。
Microsoft Windows 7環境において、MPドライバーをインストールする場合には、パソコンをインターネットに接続している必要があります。
しかし、この文章だけで、まさかプリンタドライバが含まれていないとは、誰が想像するだろう。Q&A検索「お使いの製品をWindows 7でご使用になるためには」を見ると詳細が書かれているが、この説明自体をなぜダウンロードページに載せないのか。
Windows 7にMP770のプリンタドライバをインストールしたければ、
- インターネット接続された状態で、プラグアンドプレイでインストールする(Windows Updateが自動的に走ってスキャナドライバとプリンタドライバをインスールしてくれる)。
- インターネット接続された状態で、[デバイスとプリンター]から[プリンタの追加]ウイザードを動かし、「プリンタドライバーのインストール」でWindows Updateをクリックし、MP770を選択する。
このどちらかである。これでスキャナドライバもちゃんと入る。キヤノンサイトからドライバをダウンロードする必要はない。普通は、Windows Updateよりメーカーが直接配布しているドライバのほうがいいと思いがちで、原因がわからないと泥沼にはまり、時間をムダにしてしまう。キヤノンには、もっとわかりやすい説明を強く望みたい。
本件については、同じことを経験された先達サイトが複数あり、検索することですぐに対応出来た。「トラブルシューター」の簡潔な説明に感謝。キヤノンの対応の悪さに関しては、「GunGunMeteoの備忘録」と全く同感である。インターネット接続が前提で、オフラインやスタンドアロン環境のプリンタにインストール出来ないのは、不便というより重大な欠陥ではないだろうか。