2014年4月8日のサポート終了までWindow XPを使い続けるつもりでいたが、そんなことを悠長なことを言っていると、Windows 7が自由に選べなくなることに気づいた。
12年10月26日にWindows 8が発売されてから、各PCメーカーの個人向けモデルはほとんどWindows 8になっている。OS単体(パッケージ版、または部品とセットでのDSP版)でWindows 7の購入は可能だが、PCを動かすためには、デバイスのドライバを揃える必要がある。そんなことをするのは自作PCをつくるマニアだけで、一般ユーザはOSがプリインストールされたPC(OEM版)を購入するしかない。その品揃えがどんどん狭まっている状況だ。
買うならWindows 7 Professional、32/64ビットも用途に合わせて選びたいが、主要PCメーカーの個人向け直販サイトで自由にOSを選択出来るのは、本日現在「レノボ・ショッピング」だけのようだ。「デルオンラインストア」は64ビット限定で可能、パナソニック「マイレッツ倶楽部」はWindows 8 Proのダウングレード権により64ビット限定で可能だ。「NEC Direct」は64ビット2機種が在庫限り、「HP Directplus」は64ビット1機種、「富士通WEB MART」「東芝ダイレクト」「ソニーストア」は全滅だ。Windows 7は20年1月14日まで使用可能で、企業は当分使い続けるはずだ。個人向けモデルもWindows 8 Proのダウングレード権で、OSを自由に選ばせてほしいものだ。
これと全く同じ状況を、現在使用しているWindows XPを購入するとき経験した。自宅のWindows XP Professionalは、07年6月にWindows 2000 Professionalから買い換えたもので、当初は10年7月13日のWindows 2000サポート終了までに買えばよいと考えていたのだが、Windows Vistaが06年11月9日に発売され、Windows XPの品揃えが悪くなってきたため、予定を早めて購入したのだった。その時点で、すでに個人向けモデルのWindows XP Professionalは限られ、私は法人向けモデルを購入した。
今回も欲しい機種が個人向けモデルから消えていたため、法人向けモデルを購入した。直販サイトなら個人事業主ということにして、法人名には個人名、部課名などは空欄で問題ない。クレジットカードで事前決済しておけば、メーカー側も文句ないはずだ。個人向けのポイントサービスなどは受けられないと思うが、欲しい機種を手に入れることのほうが重要だろう。
Windows 8は周辺機器やソフトウェアの対応がまだまだで、怖くて買えない。いかにマイクロソフトが楽しげなCFを流そうとも、いまはWindows 7を買っておくべきだろう。