8月下旬からYouTubeが仕様変更され、従来のソフト（2012年5月現在のまとめ）ではダウンロードが失敗するようになった。本日現在、私が使用していたFree YouTube Downloader、Freemake Video Downloaderともダメである。対象ファイルを見つけることが出来ないようだ。

これにいち早く対応したのがCraving Explorerで、9月14日に1.4.1、9月21日に1.4.2をテストリリース。9月27日に1.5.0へ正式バージョンアップした。ソフトウェアダウンロードサイト「Vector」の「人気投票2010」「人気投票2011」グランプリを2年連続受賞した人気フリーウェアで、ファイル形式を変換する場合はやや時間がかかるが、無変換の場合は非常に高速だ。今後、YouTubeにはこれを使いたい。

10月1日から施行された改正著作権法の違法ダウンロード刑罰化を受け、Craving Explorerの次期バージョン（2.x系）では動画保存機能を実装せず、動画閲覧用ブラウザとして開発することを表明している。現在の1.x系は「近日中にアップデートの停止、提供を終了する方針」とのことなので、いますぐダウンロードしておきたい。

改正著作権法では、違法にアップロードされた有償著作物等（録音または録画）をダウンロードした者も刑罰の対象になるが、著作権者が正式にアップロードしたそれ以外の著作物を、私的に楽しむためにダウンロードすることは問題ない。これは著作権法第30条で認められている私的利用である。冷静に考えれば、YouTubeでダウンロードしても問題ないコンテンツが少なくないことがわかるだろう。文化庁が「違法ダウンロードの刑事罰化についてのQ&A」を公開しているので、一読するとよい。

（2014年10月18日追記）

Craving Explorer 2.x系の開発は中止され、その後も1.x系のバージョンアップが続いている。ただし、Craving Explorerでも「制限されたコンテンツです」と表示され、ダウンロード出来ないコンテンツがある。その場合はFreemake Video Downloaderが再び使用可能になっているので、それを使う。