宮崎駿監督引退記者会見全文を無料広報誌『熱風』(GHIBLI)10月号が掲載


この記事は2013年10月に掲載されたものです。
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『熱風』(GHIBLI)10月号(通巻130号)

9月6日に吉祥寺第一ホテルで行なわれた宮崎駿監督引退記者会見は、YouTubeでノーカット版が見られるが、全文を収録したものがスタジオジブリ広報誌『熱風』10月号に掲載されている。会見で配布された「公式引退の辞」も収録されている。

動画だと1時間半以上あるので、文章になったものに目を通すほうが、宮崎監督の思いを端的に知ることが出来るのではないか。なお、『熱風』と書いて、スタジオジブリの由来である「サハラ砂漠に吹く熱風」を意味するイタリア語「GHIBLI」と読む。

『熱風』は広報誌なので、ジブリ関連書常設店で無料配布されている。10月10日に発行されたが、文教堂書店二子玉川店では10月13日時点で平積みされていた。

引退当日のニュースでは触れられていなかったが、会見全文を読むと、鈴木敏夫プロデューサーが中日新聞5月3日付朝刊で憲法改正について発言したことで、脅迫が届くようになったことが明らかにされている。論議を呼んだ『熱風』7月号特集「憲法改正」は、鈴木プロデューサーへの標的を分散させる狙いだったと語られている。

特集「憲法改正」は、スタジオジブリサイトでダウンロード出来るようになっている。当初は8月20日までの限定公開だったが、反響を呼んで9月25日から再公開されている。