スパムコメント・トラックバック対策としてWordPressの標準プラグインになっているAkismetだが、バージョンアップをしたところ(Akismet 3.1.1⇒3.1.3)、いつまで経っても更新が終了しない。これはおかしいと思い、無理やりページを遷移してAkismetの設定画面を開いたところ、次のメッセージが表示されていた。
APIキーの有効期限が切れています。新しいキーを入力するか、support@akismet.comへご連絡ください。
私がWordPressを使い始めたのが2009年。AkismetのAPIキーはそのとき取得したきりで、以後すべてのWordPressに同じものを使用している。本当に有効期限が切れたか、処理の上限値に達したのかと思い、あわてて他サイトを確認したところ有効になっている。試しに他サイトもAkismetをバージョンアップしたところ(Akismet 3.0.4⇒3.1.3)、更新自体は終了したが、設定画面で同じメッセージが表示されている。どうやらAPIキー自体が無効になったのではなく、長年アクティベーションしていないと、バージョンアップ時にサイトごとに警告を出すようだ。
AkismetのAPIキーはWordPress.comのアカウントで取得するが、09年当時はWordPress.comからの入会確認メールに最初からAPIキーが記載されており、有料・無料という概念さえなかった。現在はAkismetサイトで料金プランを選択するようになっており、これをしていない初期ユーザに再アクティベーションを要求しているものと思われる。急にやられると驚くので、事前にメールで周知してもらいたいものだ。
ボタンは[APIキーを取得]しかないので、これをクリック。
Akismet.comに遷移するので、[GET AN AKISNET API KEY]をクリック。
次の画面はWordPress.comのアカウントを新規取得するためのものなので、[I already have a WordPress.com account!]をクリックする。再アクティベーションなので、アカウントを取り直す必要はない。このまま進むとWordPress.comで不要なブログを開設することになるので注意しよう。
WordPress.comのアカウント(メールアドレスまたはユーザ名)とパスワードを入力し、[Sign In]をクリックする。
料金プランの画面に遷移するので「Basic」を選ぶ。「Name your price」は「自分で金額を決めてください」の意味。好きな金額を寄附することも出来れば、無料にすることも出来る。新規にAPIキーを取得する場合とは画面の並びが異なるので注意。
画面のデフォルトは年間36ドルになっているが、この料金バーを左に動かして0ドルにすると、クレジットカード関係の入力欄が消える。名前だけ入力して[CONTINUE]をクリックすればAPIキーが表示されるほか、メールでも届く。
再アクティベーションなので、APIキー自体は以前と変わらない。WordPressの設定画面を再読み込みすれば、有効に戻っているはずだ。
バージョンアップで「APIキーの有効期限が切れています」のメッセージが表示された場合、Akismetの日本語化ファイルが消えてしまい、設定画面などが英語のままになる。Akismetの日本語化ファイルは、プラグインではなくWordPress本体に含まれている。このため、WordPress日本語ローカルサイトからWordPress本体をダウンロード・解凍し、下記の2ファイルをFTPすればよい。正常に表示されている他サイトからコピーしても問題ない。
/wp-content/languages/plugins/akismet-ja.mo
/wp-content/languages/plugins/akismet-ja.po
1件のコメント
Comments are closed.