オリヒロ「コスメイン ピクノジェノール」が生産終了、次のピクノジェノール製品を探す


この記事は2015年5月に掲載されたものです。
状況が変わったり、リンク先が変わっている可能性があります。

「ピクノジェノール」ロゴマーク

「ピクノジェノール」ロゴマーク(ホーファー・リサーチ社サイトより)

家人が飲んでいるサプリメント、オリヒロ「コスメイン ピクノジェノール」が生産終了になった。

ピクノジェノールは、フランス南西部海岸地帯に自生する「フランス海岸松」の樹皮から抽出された、天然ポリフェノール成分だ。強い抗酸化作用があり、成人病予防・アンチエイジングのほか、子宮内膜症、月経困難症、更年期障害などに効果があると言われる*1 。家人は子宮筋腫があるため、私がネットで調べ、10年ほど前から飲ませるようにしている。

ピクノジェノール、フラバンジェノールが2大ブランドで、前者がスイスのホーファー・リサーチ社、後者が佐賀県の東洋新薬の登録商標だ。東洋新薬がフラバンジェノールの研究に着手したのが2000年だが*2 、ホーファー・リサーチ社はすでに1970年にピクノジェノールを開発しており*3 、私はピクノジェノールのロゴマークである松の木が付いたものを選んでいる。

最初は近所のドラッグストアにあったジェイローゼ「サプリヴィータ ピクノジェノール」を購入していたが、ジェイローゼを運営するハウスオブローゼが健康食品事業を縮小し、2009年ごろ販売終了となった。このため、オリヒロ「コスメイン ピクノジェノール」を通販で買うようになった。楽天市場のオリヒロ通販サイトにはアウトレットコーナーがあり、外箱が痛んだり賞味期限が近づいた(といっても最低4か月以上残っている)製品を半額程度で購入出来た。

ジェイローゼ「サプリヴィータ ピクノジェノール」

ジェイローゼ「サプリヴィータ ピクノジェノール」(アマゾンより)

オリヒロ「コスメイン ピクノジェノール」

オリヒロ「コスメイン ピクノジェノール」(アマゾンより)


13年ごろになると、「コスメイン ピクノジェノール」がアウトレットにほとんど出回らなくなり、楽天市場の他テナントで購入していたが、今年になってメーカー生産終了が表示され、どの通販サイトも次々と販売終了となった。在庫のあるサイトから購入に努めたが、賞味期限があるものなので確認してからでないとまとめ買いも出来ず、あと数か月分しか手元にない。この間に次の条件を満たすピクノジェノールを探さないといけない。

  1. 松の木のロゴマークが付いていること

    ピクノジェノールなので、ホーファー・リサーチ社の正規ライセンス製品であること。

  2. ピクノジェノールの含有量が現在より少なくならないこと(40mg/日以上)

    過去の2製品の含有量は次のとおりで、オリヒロが少なかった。元の60mgに戻したい。

    製品名 含有量
    ジェイローゼ
    「サプリヴィータ ピクノジェノール」
    60mg/日
    (30mg/粒×2粒)
    オリヒロ
    「コスメイン ピクノジェノール」
    40mg/日
    (20mg/粒×2粒)
  3. 大豆イソフラボンが含まれていないこと

    大豆イソフラボンは女性ホルモンと似た働きがあり、生理前に減る女性ホルモンの一つ、エストロゲンを補ってホルモンバランスを改善し、月経前症候群(PMS)に効果があると言われている。このため、ピクノジェノールに配合した製品もあるが、体質によっては女性ホルモンが多くなったと過剰反応し、子宮筋腫が大きくなる可能性もあるという。「YOMIURI ONLINE」の「発言小町」にもこんな事例がある。

    稀に、過剰反応をする人がいるようです。

    私の叔母も、PMS対策として、イソフラボンを採っていました。

    半年ほどして、子宮癌検診に行ったところ、
    「子宮筋腫が、一気に大きくなっている」と言われて、驚きました。

    そこで、豆乳や大豆食品、イソフラボンサプリを採っていることを話すと、
    「身体としては、女性ホルモンが大量投下されたような状態ですね」と言われて、
    とりあえず、食事以外のサプリは止めて、頻回に検診を受けに行きました。

    「子宮筋腫は、普通は良性だけど、ここまで一気に大きくなると…」と、心配げな主治医の言葉に、
    「悪性の可能性もあるんですか?」と、叔母が訊き返しても、
    主治医は、「どちらとも断言できません」としか答えませんでした。

    結局、叔母は開腹手術で、筋腫ごと子宮を全部摘出しました。
    病理診断は「良性」だったのですが、
    「PMS対策の筈が、これが本当の本末転倒よね」と、叔母は笑っていました。

    笑いごとではない。こうしたリスクは避けたほうがよい。

  4. 他の成分が出来るだけ含まれていないこと

    家人はピクノジェノール以外にも数種類のサプリメントを飲んでいる。成分の過剰摂取を避けるため、出来るだけシンプルなほうがよい。

  5. 出来るだけ安価なこと

    毎日飲むものなので、これは基本である。

この条件で探した結果、次の2商品を候補にして検討中だ。

製品名 含有量 アマゾン価格(税込)
(2015年5月24日現在)
DHC
「ピクノジェノール-PB」
60mg/日
(30mg/粒×2粒)
85.7円/日
NOW Foods
「ピクノジェノール」
60mg/日
(60mg/粒×1粒)
※30mg/粒もあり
53.3円/日
※2個セットで50.3円/日

DHCならドラッグストアでも手に入って便利そうだ。NOW Foodsは米国大手で、ポリフェノール成分としてアセロラとルチンを配合している。アマゾンのコメントを見ると、子宮筋腫に効果があったと書いている人が複数いる。価格的には、オリヒロのアウトレット品が購入出来なくなってからは100円/日前後だったので、どちらにしても安価になる。

現在飲んでいるサプリメントは小林製薬のものが多く、小林製薬もピクノジェノールの正式なライセンスを受けているが、残念ながらコエンザイムQ10やルテインに副成分として配合している製品しかない。いろいろ混ぜずに、ピクノジェノール単品で出せばいいのに。

ピクノジェノール-PB 30日分 [ヘルスケア&ケア用品]
DHC(ディー・エイチ・シー)
売り上げランキング: 18,004
  1. サイエンス・サプリ社サイト「ピクノジェノールについて」によると、日米で次の特許を取得している。
    US PAT 5,720,956 血栓予防(血小板凝縮抑制)
    JPN PAT 3,260,134 月経困難症・子宮内膜症の治療薬 []
  2. 東洋新薬サイト/企業情報「沿革」 []
  3. サイエンス・サプリ社サイト「ピクノジェノールについて」
    ※サイエンス・サプリは、1997年に日本国内初のピクノジェノール製品を出したトレードピアの販社で信頼出来るが、432円/日(税込)と高額。 []